第14回 南のシナリオ大賞 結果発表

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第14回南のシナリオ大賞:表彰式

第14回南のシナリオ大賞 結果発表

南のシナリオ大賞 (副賞 5万円)
「ほてぱき」 竹田行人 (東京都)

優秀賞
「無音の伴奏」 境田博美 (千葉県)
「不知火」 浅渕聡美 (神奈川県)
「月の石の指輪」 鹿内俊太 (東京都)

一次選考通過作品 (太字は二次審査通過作品)
「山小屋の怪」松元康楽 (三重県)
「飛梅2099」袴着ジュン (福岡県)
「アイラブ マッキー」土師乃ゆうかり (京都府)
「ゆたかとお豊」つかさこう (埼玉県)
「待ち合わせ」甲木千絵 (大阪府)
「疫病神と守り神」北川由美子 (大阪府)
「はてるま」春日裕昭 (山梨県)
「どこにでもいる夫婦」小口佳月 (東京都)
「とあるリクルート」オオタニセイジ (岐阜県)
「溟海の声」井坂 一 (東京都)
「ファンファーレ」加藤一郎 (大阪府)
「幸福の神事」藤野うつわ (東京都)
「海からの約束」大塚由弥 (神奈川県)
「すけすけののろい」森岡美帆 (神奈川県)
「55年のありがとう」和田暁知 (東京都)
「岩戸さんのお怒り」竹上雄介 (東京都)
「壱岐なポルトゲー」美苗 (神奈川県)
「夏空の大漁旗」抹茶こうた (兵庫県)
「時に溶ける」川野知美 (神奈川県)
「熊オトコ」日高真理子 (福岡県)
「ハニーとダーリン」狩屋江美 (東京都)
「ごぼ天うどん食べた?」ジョンストン・ケイ (東京都)
「あの日、いえなかったこと」須田 亘 (東京都)
「砂に埋もれて」森田志保子 (神奈川県)
「阿蘇に流星」長木瞳美 (東京都)
「趣味は言えない」MASA (東京都)
「蘇った男」竹上雄介 (東京都)
「そこ吹く運命」未島 夏 (大阪府)
「バースデイ」土屋祥子 (東京都)
「一緒の印」荒木美音 (東京都)
「奴隷が踊る」なないろ みほ (東京都)
「違和感症候群」西尾紗奈 (神奈川県)
「青春の死体」福丸慎弥 (東京都)
「麦酒の味」益子悦子 (神奈川県)
「墓参り代行」八田明子 (神奈川県)
「ほてぱき」竹田行人 (東京都)
「来年の虹」前田郁 (千葉県)
「ご祝儀の相場って?」熊谷文代 (千葉県)
「青いさくらは散りぬるを」久継遥々 (東京都)
「月の石の指輪」鹿内俊太 (東京都)
「宇宙からの暇つぶし」こたつめがね (東京都)
「桜の火傷の痕」姫田美緒 (東京都)
「つれづれなるままに」小西康高 (北海道)
「いつか、きっと」谷口あゆむ (東京都)
「プラネタリウム、焦がれて焦げて」森野マッシュ (東京都)
「ネコが鳴く」岩本流星 (兵庫県)
「不知火」浅渕聡美 (神奈川県)
「カニ食べに行こう」藤田知多佳 (東京都)
「無音の伴奏」境田博美 (千葉県)
「カナリヤ」水城孝敬 (東京都)
「グッドラック」曽雌康晴 (東京都)
「博多ちゃんぽんの音色」神代美和子 (東京都)

応募総数:298編(2020年8月31日締め切り)

文化庁「九州・沖縄から文化力プロジェクト」参加事業
主催:日本放送作家協会九州支部
後援:日本脚本家連盟九州支部/日本脚本家連盟寺島アキ子記念委員会

選考会
2020年10月11日、福岡市中央区赤坂
審査委員: 盛多直隆、皆田和行、副島 直、香月 隆
実行委員: 荒木弘子

ちょっとでも、背中を押すことが出来れば。

日本放送作家協会九州支部長 盛多直隆

今年の第14回南のシナリオ大賞は、298通の応募がありました。昨年の200通からすると大幅に増えました。今年からネット応募に変わったことも増えた一因になったのかも知れません。

全編、じっくり読ませて頂きました。応募された方々が時間を掛け、考え、悩んだことが一文字、一文字から伝わって来ました。その中から、大賞1編、優秀賞3編を選びました。

選らばれた方々は、シナリオライターへの希望が膨らみ、その入り口に立つことが出来たかも知れません。これまでの南のシナリオ大賞の受賞者から、映画、テレビドラマ、舞台の脚本家として活躍している人も出てきます。
そんな人たちを選ぶのは、これから脚本家を目指す人たちが一歩前に進む為に背中を押す手助けになったかも知れません。だから、選ぶ責任があると思っています。

大賞は、「ほてぱき」の竹田行人さん。一言で言えば、面白い作品です。タクシー運転手の父と娘を軸に展開していきます。その会話がテンポよく回転していきます。
優秀作には、「無音の伴奏」の境田博美さん。音が聞こえてくるような作品でした。セリフは削れる所もありますが魅力的なセリフもありました。
次は、「不知火」の浅渕聡美さん。女同志の距離感がくっつかず離れずで心地よい。物語は悲しいのですが、ラストは希望が持てる終り方でした。
三つ目は、「月の石の指輪」の鹿内俊太さん。月へ行くロケットから「ダイヤモンドより月の石での指輪」を贈るとプロポーズ。男と女の掛け合いセリフは秀逸。

受賞された方々は、夢の入り口に立つことが出来たのかも知れません。
でも、夢の続きはこれからです。

大賞 「ほてぱき」 竹田行人

写真 南のシナリオ大賞 竹田行人氏受賞者のことば

竹田行人 (東京都)

この度は「ほてぱき」を大賞に選んでいただき、ありがとうございます。

この作品は、世にも奇妙な物語の一つ「ズンドコベロンチョ」が元になっています。 本家(?)では最後まで「そのもの」を画面に写さないことが大事な要素になっているのですが、ラジオドラマなら登場人物がたとえ「そのもの」を手にしていてもリスナーには見えず、同じ効果が出せるのではないか。
そんな思い付きから生まれました。
そして、せっかくなのでこの作品の陰の主役である、熊本名物「ほてぱき」についてもいろいろとお話したいのですが、残念ながら私も「そのもの」を見たことがありません。 でも、持っている人は幸せになれるそうなので、みなさんもぜひ探してみてください。 案外近くにあるかもしれません。

最後にこの場をお借りして、常日頃から温かく見守ってくれている家族や仲間、お世話になった先生方に感謝を述べたいと思います。

ほんとうにありがとうございます。

「ほてぱき」 あらすじ

親子はフクザツでややこしくて愛おしい。
熊本は東京、大阪、名古屋などの大都市圏を除くと最も渋滞が多い都市であるそうな。
栞(17)が空港に向かうために乗ったタクシーも例外なく渋滞に巻き込まれている。
タクシーを運転する松本(45)は8年前に離婚したきり会っていなかった栞の父親。
栞の母が再婚したことをきっかけに、栞は家族とともに海外に移住することになる。
栞の母と新しい父親はまだ学校のあった栞を置いてひと足先に東京観光に向かっている。
それはもう簡単に会えなくなる栞と松本を2人きりにするために栞の母が考えたこと。
松本は栞に餞別を渡す。餞別は「ほてぱき」。
「ほてぱき」。見たことも聞いたこともない。
「ほてぱき」とは何か? 「ほて」と「ぱき」の2つで1つ。カラーが豊富。すごく伸びる。なんだ? わからない「ほてぱき」。

優秀賞 「無音の伴奏」 境田博美

写真 優秀賞 境田博美氏受賞者のことば

境田博美 (千葉県)

優秀賞、ありがとうございます。
一次選考の講評で、「平凡な作品だが…」とコメントされていたので、「あ、これは二次で落ちるな」と早々に諦めていました。二次選考でも、書式が正しくなかったようなので、本来、危かったですね。寛容なご対応、感謝します。(ト書きと台詞との文字空けが無かった件ですよね? 普段、映像用のシナリオばかり書いているので、その体裁で書いてしまいました。以後、ラジオの書式を改めて勉強します)
ラジオのシナリオはこれまでに5本くらいしか書いたことがなく、「ラジオならではの書き方があるのだろうけど、私にはまだわかってないな」と思っていたのですが、一次選考の「オーディオドラマで聴いてみたくなる作品」というコメントは、嬉しかったです。あまり小難しいことは考えず、まずは自分が耳で聴きたい物語を書いてみればいいのかもしれない、と。今後、もう少し気楽に自由にラジオドラマに挑戦できそうです。

「無音の伴奏」 あらすじ

老ピアニスト・馳慎一。3年前に脳梗塞を患い、一次は再起が危ぶまれていたが、回復し、復帰リサイタルを控えている。
初心に帰って残りの人生をピアノに捧げることを誓う馳。そのためには、何を置いても弾かなければいけない特別なピアノがあった。
そのピアノは、郷里の北九州・西小倉の小さなバーにある古びたアップライトピアノ。
両親から医学部受験を厳命されていた高校生の馳。受験の妨げになるからと好きなピアノから引き離され、梢の経営するバーに駆け込んだのだった。バーの開店前の時間にピアノを弾かせてもらいながら、音楽への情熱を再確認した馳は、家出をしてピアニストを目指すことを決める。梢への恋心も打ち明け、一緒に上京しようと誘うが、梢は断る。「夢を叶えたら、またこのピアノを弾きにきて」と。
50年越しに梢との約束を果たす馳。ピアノはすでに壊れ、まともに音も出せなくなっていたのだが……。

優秀賞 「不知火」 浅渕聡美

写真 優秀賞 浅渕聡美氏受賞者のことば

浅渕聡美 (神奈川県)

八代海に出現する蜃気楼の一種、不知火(しらぬい)を知った時、不知火は映像で見るよりも耳で聞く方が光輝くのではないかと思いました。ラジオドラマは自分の想像力で映像を作ることができるからです。
この景色をラジオドラマにしたくて登場人物を誰にしようかと考えて、萌乃とすずかという二人の対照的な女性を描くことにしました。受賞のお知らせの時に「よく書けていますね」と言っていただきとても嬉しく感激しております。

審査員の皆様、優秀賞に選出していただきまことにありがとうございました。これからも精進してラジオドラマを書いていきたいと思います。

「不知火」 あらすじ

夏の夜の八代海に出現する蜃気楼の一種『不知火』を一人で見に来ていた萌乃は、同じく一人で見に来ていたすずかに声をかけられ暗闇の中、行動を共にすることになる。
萌乃は死んだ恋人が不知火をなぜ見たがっていたのかを知るために、すずかは自分を捨てた恋人を捕まえるためにやってきていた。
行動を共にしていくうちに打ち解けていく二人だったが、わずかな光で見えたすずかの顔からお互いの恋人が同一人物であることに萌乃は気づいてしまう。

優秀賞 「月の石の指輪」 鹿内俊太

写真 優秀賞 鹿内俊太氏受賞者のことば

鹿内俊太 (東京都)

人間万事塞翁が馬という言葉が嫌いになりそうな1年だった。
27歳を無職で迎え、おみくじは凶。ひどい食あたりが続きかつて友人だった人から詐欺まがいの行為に誘われた。
がむしゃらになって再就職した矢先業績悪化により再び職を失い、恋人には「もう無理」とフられ、歯医者ではなんの説明もなされずに銀歯が被せられた。

そんな時に受賞の連絡を頂き、これが格言か、と悟りました。
27歳最後の日にこのような賞を頂けたことは大変光栄です。
ただ、自分には相応しくないのではという不安も大きく、「つまんねー」と思われる方も多いかもしれません。
それでも、この先70年近く脚本を書いていくためには1つ1つの「つまんねー」を受け止め越えていかなくてはダメだろうとも思い、チャンスは全て掴み取ることにしました。

今後も誠実に脚本と向き合い、ドキドキワクワクしたいと思います。
ありがとうございました。

「月の石の指輪」 あらすじ

種子島でとあるイベントが開かれる日。自宅で昼飯を作ろうとしたサツキの元に、1本の電話がかかる。それは、幼馴染のヤマトからだった。料理をしながら片手間でヤマトの話を聞くサツキ。スピーカーから漏れる調理音や昔話に話は逸れて、なかなか本題に入らない。しびれを切らしたサツキが電話を切ろうした時、ヤマトはサツキに愛の告白をする。しかし、昔から何度もヤマトに告白されて来たサツキには何も響かない、はずだった。今回はただの告白ではなく、プロポーズだったのだ。さすがに動揺するサツキ。だが、ヤマトの一生懸命な姿に惹かれ、プロポーズをOKする。ハッピーエンドに思えたが、ヤマトは突然大声で喚き出す。ヤマトはサツキが子供の頃に言った、「月の石をくれたら結婚してあげる」という約束を果たすため、ロケットに乗っていたのだ。そして、種子島から月へ向けて、ロケットが飛び立った。

第14回南のシナリオ大賞 表彰式

日時:11月22日(日)15:00~16:30
場所:アクロス福岡(福岡市中央区天神)

第14回南のシナリオ大賞表彰式

南のシナリオ大賞:竹田行人さん
第14回南のシナリオ大賞:竹田行人

優秀賞:境田博美さん
第14回南のシナリオ大賞:境田博美

優秀賞:浅渕聡美さん
第14回南のシナリオ大賞:浅渕聡美

優秀賞:鹿内俊太さん
第14回南のシナリオ大賞:鹿内俊太

第14回南のシナリオ大賞:審査員
第14回南のシナリオ大賞:受賞者

第14回南のシナリオ大賞表彰式_受賞者2

第14回南のシナリオ大賞:受賞者A
第14回南のシナリオ大賞:受賞者B
第14回南のシナリオ大賞:受賞者C
第14回南のシナリオ大賞:受賞者D
第14回南のシナリオ大賞:受賞者E
第14回南のシナリオ大賞:受賞者F

表彰式出席者

第14回南のシナリオ大賞表彰式

受賞者(敬称略)
竹田行人(南のシナリオ大賞)
境田博美(優秀賞)
浅渕聡美(優秀賞)
鹿内俊太(優秀賞)

日本放送作家協会 九州支部
江上幸世/斎藤博明/高本和子
堀田繁人/町田奈津子/八重瀬けい

南のシナリオ大賞 審査員
盛多直隆/皆田和行/副島 直

南のシナリオ大賞 実行委員
荒木弘子

司会進行
ONKO(森 温子)

第14回南のシナリオ大賞 懇親会

日時:11月22日(日)17:00~19:00
場所:中央区天神 珈琲のシャポーアクロス福岡店

予告
第14回南のシナリオ大賞作品(ドラマとシナリオ)、および優秀賞のシナリオは、2021年1月10日より、当ホームページにて公開します。

第14回 南のシナリオ大賞 審査結果
第13回 南のシナリオ大賞 審査結果
第12回 南のシナリオ大賞 審査結果
第11回 南のシナリオ大賞 審査結果
第10回 南のシナリオ大賞 審査結果
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第5回 南のシナリオ大賞 審査結果
第4回 南のシナリオ大賞 審査結果
第3回 南のシナリオ大賞 審査結果
第2回 南のシナリオ大賞 審査結果
第1回 南のシナリオ大賞 審査結果

第13回受賞シナリオ [PDF形式]

大賞  「はるしぐれ」
優秀賞 「沼子の人生」
優秀賞 「パラダイス・ロスト」
優秀賞 「さらさら願い」
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