第16回 南のシナリオ大賞 結果発表

日本放送作家協会 九州支部

日本放送作家協会九州支部
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第16回南のシナリオ大賞 結果発表

第16回 南のシナリオ大賞 結果発表

南のシナリオ大賞 (副賞 5万円)
「ちりんとくん」 青木ドナ(茨城県)

優秀賞
「青空の彼方から」 谷口あゆむ(東京都)
「ア・イ・シ・テ・ル」 橋本直仁(東京都)

一次選考通過作品 (太字は二次審査通過作品)
「かわんちゅ」羽柴実里(東京都)
「ふさわしい悲劇」駒井俊彦(東京都)
「ボゼとして生きる」童童(東京都)
「星降る湖」吉井雅施(東京都)
「可愛らしい変なやつ」美苗(神奈川県)
「ビター・スイート・チョコレート」藤盛裕司(神奈川県)
「天国フライト」桐乃さち(神奈川県)
「長浦スイカ」杉原みき(東京都)
「父のいる庭」藤後竜也(鹿児島県)
「献血車のシドとナンシー」三田羽人(東京都)
「スーパー嘘つきじいちゃん」栗橋勇太(神奈川県)
「あかり、消さないで」和雨(東京都)
「ポッペンの親心」佐藤和心(大阪府)
「トルコライスな私たち」竹田行人(東京都)
「消えぬまに」吉見由香(東京都)
「ナカタナカ」渡貫涼子(千葉県)
「牛喰って地固まる」川井日登(東京都)
「素直じゃないんだから」中山理恵子(東京都)
「夜汽車を待つ下駄の音」立石えり子(神奈川県)
「君からの贈り物」木村加世子(長崎県)
「大悪党ラーメン」出口絵理(神奈川県)
「屋上の人々」森上道弘(静岡県)
「結い奏のヴァイオリン」梅原知也(千葉県)
「50日目の朝」河原畑 剛(東京都)
「陣痛元の元」山田徳子(東京都)
「モモサン」菊谷淳子(東京都)
「水面月」杉田鮎美(埼玉県)
「遠い日の記憶」岬 うみ(岩手県)
「ユーチューバーようか、糸島で源さんと出会う!」日高真理子(福岡県)
「海辺の腹鼓」益子悦子(神奈川県)
「ターザンになった娘」矢木ニ久子(東京都)
「青くない海」丸石 龍(神奈川県)
「ペンギンの船」久継遥々(東京都)
「涙でにじんだ夕日」岡部凌士(神奈川県)
「湯布院で見~つけたっ!」立石えり子(神奈川県)
「わたしたちの富士」石川ふみ(石川県)
「夢見るカチャーシー」平山貴黄(東京都)
「クルスの海にて」太原同土(東京都)
「高崎山月記」阿南 改(東京都)
「緑光」稲見周平(大阪府)
「日の出屋のごほうび」牧岡志朋(愛知県)
「フロリダに風呂はない」阿南 改(東京都)
「ずっと……」磯野洋子(神奈川県)
「海底の舞」まさとし(東京都)
「ルリモハリモ」櫻井まり(東京都)

応募総数:276編(2022年8月31日締め切り)

主催:日本放送作家協会九州支部
後援:日本脚本家連盟九州支部/日本脚本家連盟寺島アキ子記念委員会

選考会
2022年10月22日、福岡市中央区天神
審査委員: 盛多直隆、皆田和行、副島 直、香月 隆
実行委員: 町田奈津子

第16回 最終選考ドキュメント
第16回 二次審査通過作品
第16回 一次審査通過作品

これからが始まり。

日本放送作家協会九州支部長 盛多直隆

第16回南のシナリオ大賞には 276通の応募がありました。一次審査、二次審査、最終審査を経て、大賞一編、優秀賞二編が決まりました。
一編、一編をじっくり読ませて頂きました。そこには、応募された方々の思いを感じとるが出来ました。同時に作品の平均化も感じました。どれもが同じ顔に見えたのです。こんなとんでもない発想をするんだ。そんな作品が見あたらなくなりました。もっと自由に枠を越えた作品に出会いたいな、と思っています。

さて、大賞は、「ちりんとくん」の青木ドナさん。行方不明の姉から6歳の甥を預かり、心を通わせていく物語。6歳の子どもの素直な気持ちに癒されました。
優秀作には、「青空の彼方から」の谷口あゆむさん。戦争もののオンラインゲームに92歳のおばあさんが戦争で亡くなった夫の姿を探して行きます。悲しくも次へと向かっていく孫に共感しました。
次は、「ア・イ・シ・テ・ル」の橋本直仁さん。近未来であるウィルスに感染した男の物語。完治することなく悲劇的な結末を迎えます。今のコロナ禍と重なってしまいました。

受賞された方々は、今、まさにスタートラインに立ちました。自分の思い通りにならないことが起こり焦ってしまうかも知れません。ですが、しっかりと前だけを見て一歩づつ歩み続けてください。

大賞 「ちりんとくん」 青木ドナ

写真 南のシナリオ大賞 青木ドナ氏

大賞受賞のご連絡をいただき、こんなうれしい「まさか!」が私に訪れる日が来るなんて! 人間、長く生きてくればこんなこともあるんだなぁ、と、しみじみ思ってしまいました。選んでいただきまして、本当にありがとうございます。

昨今の世の中、まさに未曾有のおそろしい「まさか」が次から次へあっけらかんと登場しています。異常なリアルに立ち向かうため、強くならざるを得ないけれど、人としての普通の感情が鈍化してしまったら、いやだなぁと思っていました。
応募作は、そんなことを考えながら今年の猛暑の中、書き始めたものです。大賞、素直にひたすらうれしく思います。書き続けたい、という気持ちへ背中を押していただきました。

実はシナリオの勉強、今年の春から久しぶりに再開したところ。このタイミングでの受賞に、改めまして、ご指導いただいている先生、そして貴重な意見をくださる同好の諸氏にもお礼申し上げます。

優秀賞 「青空の彼方から」 谷口あゆむ

写真 優秀賞 谷口あゆむ氏

一昨年、父が死にました。その日から父を思い出さない日はありません。何がしたかったんだろう? どこに行きたかったんだろう? 何を食べたかったんだろう? と考える毎日です。生きているときは考えもしなかったのに、今は一つの身体を共有し、僕の中で生き続けている気がします。それは脚本も同じことなのかもしれません。書く人のものだけではなく、聴いてくれる人、演じてくれる人、音を作ってくれる人、携わってくれる人、みんなで共有し、感動、感謝できるものでなければならない。当たり前なことなのに忘れて書いていた気がします。そのことを再認識して書いた作品が優秀賞に選ばれたことは本当に嬉しいです。

柏田講師、小説家の榎本憲男さん、大石さん、小河原さん、小島さん、八田さんそして、ゼミの皆様にも感謝しかありません。読み返してみても駄作だと思う「青空の彼方から」を選んでいただいた方々に恩返しができるように頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願い致します。

優秀賞 「ア・イ・シ・テ・ル」 橋本直仁

写真 優秀賞 橋本直仁氏

日曜日の昼下がり、カフェでゆっくりしながら、ネットサーフィンしてると、「南のシナリオ大賞」一次が発表されていて、運よく通過した私の作品の短めのコメントを読んで、この後は難しそうだなぁと思った瞬間、知らない番号からの着信。「優秀賞です!」驚きと、喜びと、猜疑心と、疑心暗鬼と、色んな想いがごちゃ混ぜになって、とても心地よい気持ちになりました。

審査員の皆様、優秀賞にしていただき、誠にありがとうございます! 九州は仕事でも縁があって良く訪れていたのですが、コロナもあって久しぶりなので、表彰式で行けるのが楽しみです! よろしくお願いいたします!

第16回南のシナリオ大賞 表彰式

日時:11月12日(土)15:00~16:30
場所:アクロス福岡(福岡市中央区天神)

第16回南のシナリオ大賞:橋本直仁/青木ドナ/谷口あゆむ

南のシナリオ大賞:青木ドナさん
第16回南のシナリオ大賞:青木ドナ

優秀賞:谷口あゆむさん
第16回南のシナリオ大賞:谷口あゆむ

優秀賞:橋本直仁さん
第16回南のシナリオ大賞:橋本直仁

第16回南のシナリオ大賞:橋本直仁/青木ドナ/谷口あゆむ

第16回南のシナリオ大賞:支部長:盛多直隆
第16回南のシナリオ大賞:橋本直仁/青木ドナ/谷口あゆむ
第16回南のシナリオ大賞:審査員
第16回南のシナリオ大賞:九州支部会員
第16回南のシナリオ大賞:橋本直仁/青木ドナ/谷口あゆむ
第16回南のシナリオ大賞:集合写真A

表彰式出席者

受賞者(敬称略)
青木ドナ(南のシナリオ大賞)
谷口あゆむ(優秀賞)
橋本直仁(優秀賞)

日本放送作家協会 九州支部
江上幸世/ONKO(森 温子)/甲斐智子
さいとう博明

放作協九州ワークショップ
小野智雄/釘本ひろみ/流合マキ

南のシナリオ大賞 審査員
盛多直隆/皆田和行/副島 直

南のシナリオ大賞 実行委員
町田奈津子

司会進行:木村亮子

第16回南のシナリオ大賞:集合写真B

第16回南のシナリオ大賞 懇親会

日時:11月12日(土)17:00~19:00
場所:中央区天神 珈琲のシャポーアクロス福岡店

第16回南のシナリオ大賞:懇親会
第16回南のシナリオ大賞:懇親会

第16回受賞作品(ドラマとシナリオ)のインターネット公開は終了しました。

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