おっきーのラジドラ学園
2010年10月16日放送
「森の詩」
福岡県立八幡高等学校
H22年度第57回NHK杯福岡県大会出場
内容紹介
戦争や閉園の危機を乗り越えてきた動物園を通し、命の尊さについて考えるドキュメンタリー番組。今では市民の憩いの場として定着している到津の森公園。しかし、ここで過去にあった悲しい出来事を知る人は、いまはほとんどいない。当時を知る人々を訪ねながら、戦争の悲しさや命の大切さについて、今の高校生たちが考えていく。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評テーマ、構成、クオリティともにレベルの高い作品だと思います。まず、タイトルが素敵ですね。森の詩とはなんだろうと非常に興味をひきつけられます。
実は、それは慰霊碑で、聞く人を一瞬驚かせます。そしてタイトルにある森の詩とは、この慰霊碑に刻まれた詩であることが明かされ、自然と作品の中に引き込まれていきます。はじめは、慰霊碑は戦争に利用された動物のためのもので、これだけでも、聞く側にとっては悲しいことがあったんだと思います。ところが、さらに深く掘り下げ、戦争が起こったことで、人間の都合で処分された動物たちもいたという事実にまでたどり着きました。当時を知る人のコメントも交え、とてもリアリティにあふれています。コメントを差し込むタイミングも絶妙ですね。ナレーションでの説明に、より説得力と臨場感を感じられます。また、何も知らないお客さんの反応を入れることで、動物園に深く関わってきた人との温度差が感じられことも、この作品の狙いでしょうか? 作品全体を通して、動物園があることで、人々の憩いの場としてだけでなく、命の大切さを、「うれしいうれしい声がする」ことの意味を、私たちに考えるよう、やさしく促してくれます。また到津の森公園や林間学園の紹介も入り、ちょっと行ってみようかという気にさせてくれますね。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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講師は全員、実績ある日本放送作家協会の会員です。
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