おっきーのラジドラ学園
2010年11月06日放送
「先輩たちのその後」
鹿児島県立鶴翔高等学校
H22年第57回NHK全国大会制作奨励賞
内容紹介
卒業生たちの就職と退職の事情について考えるドキュメンタリー番組。現実とのギャップや人間関係などで悩み、辞めてしまう人もいれば、楽しさを見出し続けていく人もいる。仕事をする卒業生たちや、彼らを支える周りの人々へのインタビューを通し、仕事を続ける上でぶつかる壁、それを乗り越えていくやりがいについて考えていく。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評就職を控えた高校生たちの期待と不安をとらえ、よく練られたクオリティの高い作品だと思います。働いてお金を稼ぐということは、社会で一人前として認められるということです。まずは希望を胸に、卒業生たちのコメントが元気よく始まりました。ところが、就職してみたけれどという先輩たちの話で、雰囲気が一気に引き締まります。そのあとも、先輩たちの厳しい話が続き、聞いていると、会社とは冷たい場所なのかと思ってしまいます。ところが会社側も、実はフォローに苦労している、ハローワークにも困った相談者が来る、という状況がだんだんと分かってきて、社会の複雑さが垣間見えてきます。この作品ですごいところは、卒業生や先生などの学校関係者だけでなく、会社の人事担当者やハローワークの職員にまで、幅広いインタビューを行っていることです。そのため、このように説得力のある展開ができていますね。そして、先生のコメントに「やりがいがあれば、苦しみを乗り越えていける」という、大きなテーマにたどり着きます。ここで、婦警さんのコメントが生きていますね。
どんな仕事をしても、必ず壁が立ちはだかります。それを乗り越えるために、どんなことがやりがいとなって、乗り越える勇気になるのかは、一人ひとりが考える永遠のテーマかもしれません。それを、これから就職する人たちに、大きく気づかせる作品になったのではないでしょうか?
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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