おっきーのラジドラ学園
2012年11月13日放送
「Bye‐Buy」
福岡県立香住丘高等学校
H24#59NHK杯全国高校放送コンテスト福岡県大会出場
内容紹介
中学時代、一人も友人がいなかった知美は高校に入って真帆、咲という新しい友人を作り、充実した毎日を送っていた。
しかし、ある日を境に、真帆は知美から離れて行ってしまう。戸惑う知美だったが、偶然自宅で見つけた契約書から、母が真帆と咲をお金で雇っていたことを知る。誰も信じられなくなった知美は、何日も学校を休むが、知美を心配して訪ねて来た咲と再度心を通わせ、友達はお金では買えないと実感する。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評
起承転結、そしてオチを考えた、分かりやすいドラマです。『Bye』と『Buy』を掛け合わせて作っているタイトルからも、作者の言いたいことが見えてきますね。でもラジオは文字媒体ではありません。目でみなければわからないような言葉のオチ、ギャグは禁物です。次回から注意してね。ドラマの前半までは、知美にとって友達とは、ただ単に「一緒に騒げて楽しい存在」です。しかし最後では「かけがいのない存在」なのだと気づかされます。友達とは何なのか、周囲の人間と関わりながら、徐々に変化していく知美の心情が、このドラマの聞きどころでしょう。ドラマの中盤で、知美の母親が真帆と咲と契約を交わし、二人を知美の友達に仕立て上げていたという展開からこの物語はにわかに危機感を提示します。そして、友達は契約で買えるのだというドラマの結末で、制作者の意図が一挙に噴き出します。ドキンとするすばらしいラストでした。友情とは薄氷の上を歩くようなものかもしれません。だからこそ、かえって大切にしたいものだとわたしもつくづく思いました。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆
13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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