おっきーのラジドラ学園
2013年03月19日放送
「光の中の夢」
宮崎県立宮崎西高等学校
第59回NHK杯全国高校放送コンテスト創作ラジオドラマ部門入選
内容紹介
高校生の夢は図書係。ある日、放課後の図書館の隅で一人の少年に出会い、棚一つ隔てた交流が始まる。親からも友達からも優等生として見られ、窮屈な思いをしていた夢は、少年に心のわだかまりを話す。そんな夢に、少年は自分が病弱で、学校に通うこともできなかった事を話し、本になった自分の日記を紹介する。筆者は18年前に亡くなった、夢の兄の光だった。日記を読み返し、夢は、叶えられなかった兄の思いを汲み、その意志を継ごうと決心する。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評大変完成度の高い作品だと思います。台本の台詞も無駄がなく、テンポがよく、ストーリーもよくまとまってドラマ性があります。制作面も、出演者の声もクリアで聞き易く、感情の表現もよくでていました。主人公の明るさがいいですね。彼女の二面性ー学校と家庭の中ーも、高校生の女の子らしくて自然に出ていました。 音を作るに際し、台詞や効果音、音楽の音量の調整にも細かく気を配っているのがわかります。会話にモノローグを被せる場面も音量のバランスがいいので、お互いの邪魔をすることなくスムーズに進んでいます。過去に戻るシーンは、短いドラマで繰り返すとわかりにくくなるものですが、日記を読み上げるという形なので、無理なく過去の世界にはいれました。これは演出の巧さでしょうか。時々流れる音楽も高校の自作とあり感心しました。ややもすると暗くなりがちな内容に、明るいメリハリをつけています。多彩なメンバーが揃った学校ですね。一つ、ひっかかったのは 「夢、お前はボクの夢だ」という最後の台詞です。多分、必要か不要か、評価が分かれるところでしょう。
言いたい事は流れの中で十分伝わっています。さらに、言葉にして言う必要があるでしょうか?逆に断定的な台詞で最後を壊してしまう場合もあります。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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