おっきーのラジドラ学園
2013年04月23日放送
「生命のリレー」
熊本県立八代高等学校
H24#59NHK杯全国大会ラジオドラマ部門制作奨励賞
内容紹介
放送部の春歌は、大雨警報を知りつつ工芸家の武田への取材を強行した。その武田氏が帰宅中、雨による事故で死亡。自分のせいだと春歌は激しく後悔する。ついに春歌は武田の妻・雪江に謝罪。だが雪江は春歌を責めない。実は雪江には不注意で父親に大怪我を負わせた過去があり、自責する春歌に同情したのだ。夫の言葉を借り、「残された者は前を向け」と春歌を励ます雪江。天国の武田のためにも春歌は明るく生きると誓った。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評偶然とはいえ、主人公がある人の死の加害者になるショッキングなドラマです。一方、自分にも起こりうる話だとも思えます。なぜなら人物にリアリティを感じるから。主人公・春歌は調子に乗って判断ミスをし、自分を責め、亡くなった武田さんの妻・雪江に会うことを恐れます。しかし雪江に感謝されると、たまらなくなって懺悔する。この人間臭さに、リスナーは引き込まれるのです。人物の描き方が丁寧なのは故人の妻・雪江についても同じです。残された人の生き方については、恐らく誰に聞いても「故人の分まで前向きに」と答えるでしょう。この言葉は模範回答であるがゆえ、扱い方によっては単なる常套句に陥る可能性が。大事なのはどんな人間がそのセリフを言うのか。人間の描き方でドラマの質は決まると教えてくれる作品でした。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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