おっきーのラジドラ学園
2015年11月03日放送
「未来へ」
北海道札幌国際情報高等学校
H24#51北海道高等学校文化連盟第51回放送コンテスト・ラジオ番組部門出場
内容紹介
一九四五年七月十五日、札幌はアメリカ軍の戦闘機による空襲を受けました。この空襲は札幌空襲とばれ、死者一名、負傷者五名を出しました。
札幌空襲は、東京や神戸で起こった空襲のような大きな空襲ではなく、多くの人には知られていない出来事ですが、札幌でも空襲があったということ、空襲で命を落とした人がいたという六十七年前の事実を、北海道札幌国際情報高等学校放送部のみなさんは、次の世代、未来へ伝えていきたいと思い、この番組を制作したそうです。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評
番組が作られたのは平成24年ですから、今から3年前になります。今年は戦後70年ということで多くの戦争関連番組が作られましたが、この番組はそれとは関係なく、制作されました。おそらく、岩波英子さんという素材を見つけた放送部の生徒たちが、ぜひ作りたいという強い意欲にかられて製作したのではないかと思われます。それだけに内容は、5分番組という短かさながらも、インパクトのあるものでした。出演した岩波英子さんのお話も、空襲が目に見えてくるような具体的なお話で、強い印象を受けました。しかも、余計な感情をこめるのではなく、事実を正確に描写なさっているので、事実の重さ、怖さ、悲しさが等身大に伝わってきました。ドキュメンタリーを作るときはつい、オーバーなナレーションを多用したり、音響効果〜たとえば既製品の空襲の音や銃弾の音などをおどろおどろしく使ったりしたくなるものですが、ここではそういうことを一切していません。したがって、ドキュメンタリーとして風格の高い作品に仕上がったのだと思います。みなさんもドキュメンタリーを手がけるときは、シンプルだけど強い作品〜そういったものを目指してください。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆
13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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