おっきーのラジドラ学園
2016年11月15日放送
「DREAM」
福岡県立筑紫丘高等学校
H27#37九州高校放送コンテスト福岡県大会ラジオ番組部門出場
内容紹介
主人公のかおりは、将来の夢が決められない高校1年生である。文系・理系の選択で迷っているかおりのもとに、夢を探してナビゲートする妖精の「ドリミ」が現れる。ドリミは悩むかおりの姿を周りから見えないようにして、夢探しの旅に連れて行く。二人は、高校の教師、カメラマン、企画のプレゼンテーションをする会社員、通訳など、いろいろな職業に就いている大人の世界を見に行く。どの仕事にも魅力を感じるが、自分が将来やりたい職業は見つからない。そして二人は最後に、かおりの母の仕事の様子を見に行く。「母のあとは継がない」と思っていたかおりだが、母が男の子の命を救って感謝されている姿を見て、尊敬し自分もこの仕事をやりたいという気持ちを抱く。そして、母に、医者になりたいという夢を告げるのである。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評
ドリミという妖精が、自分の進路を決めかねている女の子を、いろんな職業の世界に案内し、意外にも女の子の進路は自分の身近にあったというお話でした。こういうお話の「身近な場所」というのは、普通は平凡な仕事である場合が多いのですが、このドラマではなんと「医者の世界」でした。お母さんは医者だったのです。ちょっと、贅沢なドラマでしたね。・・・ドラマはそつなく、上品に作られていましたが、面白みがあと一歩だった感じで、ちょっと残念な気がします。なぜ今回のドラマで面白みが出せなかったかというと、シナリオの熟成がすこし足りなかったからだと思います。シナリオはまず、「こんなことを書きたい」というねらいから始まりますが、それを時間をかけて、心の中で熟成させなければなりません。そのふくらませかたが、あっさりしていたので、味の出方が物足りなかったのではないでしょうか。ドラマ執筆は、まず企画など、頭で作業を開始します。その企画を心の中でよくこね、ねりあわせて行くうちに、意外な発展が生まれ、思わぬ味が生まれます。これがドラマの熟成です。そしてドラマがひとりでに生き始めます。こうするとしめたものです。面白く動き始めたストーリーを、作者は書きとめていく・・・そして豊な味のシナリオが生まれる。結構、大変な作業ですが、みなさんも是非挑戦してみてください。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆
13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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講師は全員、実績ある日本放送作家協会の会員です。
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