おっきーのラジドラ学園
2017年01月17日放送
「―点の葛藤」
佐賀県立唐津東高等学校
H28#63NHK杯全国大会ラジオドキュメント部門制作奨励
内容紹介
テストの採点ミス。それは私たちにとって、大きな葛藤の種になりうるものです。最初は採点ミスを、生徒が先生に持っていくか持っていかないか、ということを知りたいと思って取材をスタートしました。しかし、インタビューを続けていくうちに、持っていく持っていかないという問題では納まらない、生徒たちの思いに気づかされました。そういった生徒たちのテストに対する思いを伝えたいと思い、この番組を制作しました。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評
すばらしいドキュメント作品でした。笑っちゃいけないのかもしれないけど、聴いていて、ときどき、声をあげて笑ってしまいました。この作品を聴いて笑わない人、納得しない人はいないと思います。ドキュメンタリーとしてはサイコーに楽しめる作品でした。この作品は、だれにでも共感を呼ぶ、万人共通の問題を取り扱ったドキュメント作品でした。ラジオ、テレビなどは、普遍性を問うメディアですが、今日の作品は、そういう意味では番組制作の原点をおさえた作品、つまり誰にでも興味のある、普遍性のある番組だったと思います。さらに、テストの採点ミスという、誰にでもチョー身近に感じることができる、身近で切実な日常テーマを見つけてくれた唐津東校の皆さんに拍手を送ります。ドキュメンタリーは、非日常のテーマを見つけることも大切ですが、今回のように、日常のなかから、今までだれも気付かなかったテーマを切りとってくることも大切なのです。
また生徒112名にアンケートをとったり、多くの先生にインタビューし、裾野の広い取材網から情報を集めたことも、評価します。ドキュメンタリー取材でおさえるべき点を、きちんとおさえていました。ラジオをお聴きの皆さんも、身近な身の回りから多くの人が気付かなかったテーマを拾う訓練をしてください。きっと、多くの人の感動を呼ぶことでしょう。作品の最後、「先生、わたしにヌカ喜びをさせないでください」のセリフは、サイコーでした。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆
13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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