おっきーのラジドラ学園
2017年01月24日放送
「ナガチカ!」
三重県立四日市高等学校
H28#63NHK杯全国大会ラジオドキュメント部門制作奨励
内容紹介
最近、題名の長い本をよく見かけませんか? 特に中高生向けの書籍で、題名が文のように長いものが増えています。題名とは、本の内容そのものを表すものであり、出版社も本を出版する際、題名は慎重に考えるものです。本屋や図書館などで、題名を見て本を決める人も多いと思います。時間が限られたりして、読書量が少ない高校生に向けて工夫された題名が、興味のわく本を見つけるきっかけとなると思い、この作品を作りました。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評
最近の高校生はあまり本を読まない。これは高校生だけでなく、社会全体の傾向だとも思いますが、そういった読書傾向を背景に、最近、本のタイトルが長くなって来ている。それはどうしてだろう、という疑問からこの番組がスタートしたのですね。生徒たちにいろいろな調査を展開した結果、長いタイトルのほうが人に強い印を与えるからだという結論を導き出していました。結論を引き出していく、構成のしかたはなかなか論理的で見事でした。出版社のひとや学校の先生の意見も交えて、本のタイトルが長くなってきた理由を、あぶりだしています。この番組のタイトルは「ナガチカ」でしたが、それも「本を読まない高校生に捧げる、読みたくなる本を見つけるために注目してほしい、長い題名のチカラ、略して<ナガチカ>」という長いタイトルを縮めたものだそうです。なかなかこった題名のつけかたでしたね。タイトルというのも、競合の世界です。ほかより少しでも目立ちたいという理由で、長くなったという面もありましょう。これに反し、映画のタイトルは今でも短いのが多いです。映画は、書籍や放送番組のように多く制作はされないので、タイトルで目立とうという意図が少ないのかもしれませんね。今回の番組が長いタイトルに目を向けたのは、ある意味で文化批評でもあり、すばらしい着眼点だったと思います。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆
13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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