おっきーのラジドラ学園
2017年03月07日放送
「瞬く光、空へ繋いで」
福岡県立八幡高等学校
H28#63NHK杯全国大会ラジオドラマ部門制作奨励
内容紹介
1964年、東京オリンピックまであと50日。主人公の高校生、裕子も走者の一人として選ばれている。聖火リレーの準備は、着々と進んでいた。そんなある日、裕子はふとラジオで耳にした、ペルセウス座流星群を、病弱な妹真由美と見に行くことになる。そこで真由美と裕子は、流れ星にお互いの思いを願い、絶対に叶えようと約束する。しかし約束とは裏腹に、真由美の病気は悪化していく。裕子は必死に励ますものの、為す術なく真由美は死を迎える。真由美がいない今、自分が走る意味はあるのだろうか。裕子は姉として、真由美に何もしてやれなかったことを悔やみながら、夜空を見上げる。そして、その空の中にあの日、真由美と見た時と同じく、流れ星を見つける。裕子は、真由美の願いを改めて思い出し、聖火リレーを走ることを決意する。10月10日午後1時45分。聖火は裕子の思いを乗せ、秋空へと昇っていった。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評八幡高校のラジオ作品には、実に長い間受け継がれている、八幡高校ならではの作品姿勢があります。たとえば、きょうのドラマで描かれた、あね・いもうとの濃厚なきょうだい愛。それを引き裂こうとするまわりの悲劇的な世界。こういったドラマ設定が生み出す葛藤を描き、その中から人間の愛とは何かを見つめようとする創作姿勢が、八幡高校のドラマ制作の姿勢です。ドラマづくりの原点で、いつもとてもまじめなドラマ作りを続けてこられました。まるで同じ生徒たちが作品を書き、それを演じ、そして録音編集したのではないかと思うほどです。ひたすら、一本の道を歩みつづける八幡高校の作品を聞くとき、芸術とは何か、文化とはなにか、とても大きな命題をつきつけられたような気がして、身が引き締まる気がします。新しさを追い続ける現代の中で、大事なものを守り続けることの価値を、みなさんも考えてみていただきたいと思います。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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講師は全員、実績ある日本放送作家協会の会員です。
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