おっきーのラジドラ学園
2017年03月14日放送
「はぐルッポ」
長野県松本蟻ヶ崎高等学校
H28#63NHK杯全国大会ラジオドキュメント部門入選
内容紹介
<企画のねらい>学校に居場所がないと感じ、つらい思いをしている子どもたちがいます。私は、そんな子どもたちに寄り添い、サポートしている「はぐルッポ」という場所を見つけました。そこで、自信をつけた子どもがたくさん居ます。創設者の西森さんの考え方に、刺激を受け、私も将来そんな子どもたちを、サポートしたいと考えるようになりました。子どもたちにできることは何か、考えるきっかけになってもらえるように、この作品を作りました。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評こころの中から、ほっこりしてくる、すてきなドキュメンタリーでした。身近な自分のきょうだいやお母さんを見つめる題材でした。よくある、外から見つめた綺麗ごとのドキュメンタリーではなく、制作者たちも、一緒にこころを通わせて作った、血の通った番組だったところが、すごいと思いました。今日の作品にはあとふたつ、素晴らしいところがあります。まず第一は、なかに取り込まれている素材が、イメージ豊かな素材だということです。「はぐルッポ」という、チャーミングなことばが登場します。「ハグする、はぐくむグループ」という意味の「はぐルッポ」の説明。つづいてボルダリングが登場します。ここでは壁によじのぼる「はぐルッポ」の子供たちの姿が、目に浮かんできます。それからシュンスケくんを中心とした、人形劇「さるかに合戦」が登場します。そういった、非常に具体的な描写の中から、主人公の女の子が、「私は臨床心理士になりたいと思いました」という夢を描くのです。いろんなことがらが手に取るように見えてくる、すばらしい作品でした。さらにもう一つ。登場する人たちが、みんなストーリーを持っていましたね。それらがおたがいにからみあって、「はぐルッポ」という施設の周りで、暖かく育っていく。その現実社会のドラマが見事に描けていました。ドキュメンタリー作品も、なかにドラマが描かれていることが必要です。今日のドキュメンタリーは、そういった意味で、しっかりと人間のドラマを押さえていました。これからも「はぐルッポ」の未来を、見つめて行って、いただきたいと思いました。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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