おっきーのラジドラ学園
2018年01月09日放送
「カケルオモイ」
福岡県立八幡高等学校
第64回NHK杯全国高校放送コンテスト・創作ラジオドラマ部門制作奨励賞
内容紹介
主人公の晴子は、真面目で正義感のある看護婦。戦争がはじまり、晴子は患者のために病院に残り、妹ののり子は疎開し、姉妹は離れ離れになる。のり子は晴子がたくさんの人を助けられるようにと、亡くなった母のボタンの入ったお守りを渡す。しかし、ある日空襲によって晴子の働く病院も被害に遭う。必死に患者を防空壕に避難させるが、重症の患者は逃げることができない。空襲の中、せめて安らかに最期を迎えられるようにと、晴子は患者と共に病院に残ることを、決意する。戦争が終わり、晴子の帰りを待っていたのり子のもとに、晴子の同僚が訪れる。同僚はのり子が晴子に渡したお守りを返しに来たのであった。その中には亡くなった母のボタンと、晴子の白衣のボタンが入っていた。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評八幡高校のドラマは、いつも、シンプルで強いです。ふつうなら、音楽を入れてしまいたくなりそうな、泣かせどころでも、ぐっとこらえて音楽を拒否しています。
音楽はドラマのお助けマンです。ですから、ちょっとここは弱いなと思ったら、つい、音楽をBGに入れたくなります。しかし、それはあくまでも自分のドラマが弱いことを告白しているようなものです。その点、頑としてお助けマンの音楽の力を借りない八幡高校の制作姿勢には、強い決意があります。ドラマのなかで、人の傷口に虫がわいたというシーンがありました。実は戦争時代、傷口にウジが湧いた人は沢山いました。虫とはウジです。私も、戦争ドキュメンンタリーを多く手がけました。そして多くの人から、「傷口にウジがわくと、痛いですよー」という話を聞いたものです。戦争はそのように、凄惨なものなんですね。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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