第10回 南のシナリオ大賞 一次審査通過作品

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南のシナリオ大賞「言霊のエール」(配信中)

第10回南のシナリオ大賞 一次審査通過作品

一次審査員の寸評(応募順)

ブローチを買いに
脚本としてはしっかりしている。物語の入り方も考えている。情景も浮かび展開のテンポも良い。最後まで飽きずに読めたが(;^_^A 惜しいのは人物設定が甘い。なのでラストのオチに感情移入ができない。オチに向かっての伏線をもう少し張っていたらもっと面白かったかも。

モノローグ
ストーリーは面白かった。台詞回しも自然。最初は48歳の主婦が声優?と思ったがオチで納得。ただ奥さんが亡くなったご主人の声を真似て…という物語の根幹が分かりづらいかも。

母の腕
21歳とは思えない言葉の選び方^_^
娘と父と母の会話だけで物語は進んでいくのだけれど、父の真意が知りたくて結構読み進められましたぞ^_^ ただラストに向かってが軽いかな。母の腕がキモなのに、そこに対する娘と父の関わりをもっと描くと良かったのに…残念。あ、もう一つ残念なのはオーラスの娘の台詞。これ、無い方が良いのに…

俺の嫁がこんなに可愛いわけがない
俗に言う「世にも奇妙な」系。
妻と夫の会話は自然ですんなり読める。強いて言うならオチにシライ並みの捻りが効いてたらなぁ。
あと、おかまバーで出てきたポテサラに「セブンで買ってきた」を重ねてくれれば最高だったのに。
ところで、森伊蔵って九州の焼酎だったっけ?

How to イッシー
セリフが自然で生きている。
その土地の子供達の息使いが聞こえてきそう。

保湿・オブ・ザ・リビングデッド
主人公の葛藤を表すセリフが生きている、心情描写が良い。

集まれ飛形山
設定、ストーリーの展開が面白い。

朱華色の空
タイトルとストーリーがうまくかみあっている。

せんせい、あのね
着想がユニーク。展開が面白い。

おやすみグッバイ
熊本地震被災者の声。この仕掛けは一発限りだけど、音のつけ方で化けるかも。女性=音響というのがよくわからなかった。

レッドオアブルー
インターネット犯罪を扱ったサスペンス、よく書けている。ラジオだから赤か青か見えない、これが良い。しかし、ネットの有名人が昨夜から連続して犯行におよび、白昼堂々襲ってくるというのはどうだろう、ストーリーの甘さが気にかかる。

9年後の3人それぞれの想い
医学生の三角関係。よく書けているが、ストーリーに独創性はない。ナレーションが説明しすぎ。セリフが平凡。

アウトなアイでもいいいんですか?
女装の男に恋した女子高生の明るく軽いラブコメ。タイトルがいい。現代的なネタでセリフのイキが良い。コミック風の効果音が聞こえてくるシナリオ。9ページの「ごめんなすって!」は笑った。冒頭のト書きに視覚表現があったのが残念。

あなたの人生の物語を聞かせてください
故郷へ帰る老婆の話。よくある話だけど丁寧に書かれている。11ページの「(ぼそぼそした声)ありがとう」にぐっときた、このセリフひとつで作りたくなる。モノローグとナレーションの違いが分かっていない。

あじさい通りの赤と青
突然「妊娠したかも?」という現実を突きつけられた音楽家を目指す直人の心の動きが「色」に例えられていて面白い。映像的な物語かも。

徘徊者コレクター
認知症となって徘徊するのではないか?と恐れる藤夫の心配性な様子がテンポよく描かれています。重いテーマにもなりがちなモチーフをコミカルにも感じられるほど。オチへの展開も気持ちよかったです。

青色の蝶
男の後悔の物語。冒頭の語り口はいい。しかし展開がありきたりで、都合よすぎる場面も。妻に許される妄想は独りよがり。なぜ青色の蝶なのか伏線をもっと。

とどめのひよ子
ダイナミックな展開はないが、義母と嫁の関係を軽妙なセリフで描けている。ただ息子たちの見舞いのシーンがありがちで不要に思える。言葉選びのセンスはいいので、二人の関係をもっと深く描いて欲しかった。

がんばれじんめん犬
ひきこもりキャラの主人公でこその展開が生まれている。私は作中のゲームキャラ「じんめんけん」を知らなかったが、面白く読めたし、ほろりと来た。ただラストのセリフはやや強引かもしれない・・・。

八百年の女
占い師との会話から上手いのがわかる。都合良すぎる感もあるが、有りだと思う。人魚はしゃべらない方が良いかも。

ケンジと夕子だけの空
妻の盲目を生かした展開が秀逸、セリフもいい。 ちょっと美しすぎるか。

果たし合い・話し愛
この方、描き慣れてますね。入りとオチも理にかなってるし、しっかり会話で引っ張りが効いてます。ラジオドラマとしては完成度高し。

ウミネコの町から
祖父を気遣う孫というありきたりな設定だが人物像がちゃんと見える。

台風が過ぎる前に
インパクトのあるストーリーではないが会話が上手い。

ハイウェイ2016
不思議な父を回想する物語。展開が読めないストーリーに期待を持って読み進めたが、終盤は定番になってしまった感。

博物館の庭で
主人公の心情の作り方が上手いので、感情移入できます。爽やかな作品でした。

陶芸家の子と魔法の言葉
素敵な言葉に出会えました。とてもあったかいと思います。

唐津奇譚
マザーグースの日本版のようですね。とてもよくまとまっています。

響の街
キャラの作り方が本当によくて、リズムよく読めました。町並みまで目に浮かぶいい作品です。

帰郷
長崎の空気に触れられました。ご主人が亡くなったところからはじめてもよかったかもしれません。

そういう時代
新入社員の考えていることがわからないということと、新入社員が本当にロボットだったという両方をかけたタイトル通りで面白い。

初、恋
恋する女子高生の心情をうまく万葉集を盛り込んで描けている。

浮いて待て
もっと生々しい復讐劇にしても良かったかもしれないが、ドラマ性は高く面白い。

1名様、地獄へご案内
死後の世界を扱った作品は目新しくはないが、これは上手い。これを読めば簡単には死を選べない。

鬼教官のプロポーズ
ありがちなドラマかもしれないが、しっかり読ませてくれる筆力がある。松尾の作りがいい。

同窓会で何かが起きる
連作で2作応募頂いたが、こちらの方がドラマ的でいい。

刀伊 −さがな者隆家ー
本格的な時代劇の雰囲気が感じられる。短い枚数でよくまとまっている。

備えあれば憂いなくなる、お葬式
夫婦が葬式の練習をする話。コミカルなセリフの裏に見える登場人物の心情が美しい。

マイホームくろ
温泉街の射的屋の景品達の物語。設定に斬新さがある。

9595年、愛を取り戻した日
SFなんだが、男と女の愛の物語として展開。ラストのセリフも使い回されているが心地よい。

別府は槍のち晴れ
父親が娘の結婚相手に会いに行く物語。マンネリ化した展開だが、ほのぼのしている。

無隣音
まずはタイトル「無隣音」(ムリンオン)がいい。隣人の騒音がサスペンスとして迫ってくる。ラストもそれなりに収まっている。

以上、42編

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