おっきーのラジドラ学園
2010年09月02日放送
「思春期敬語」
福岡県福岡女学院高等学校
H22年第57回NHK杯全国高校放送コンテスト福岡県大会出場
内容紹介
バレー部の山下先輩は後輩の向井が自分に対して敬語を使わないことに腹を立てていた。放課後、山下先輩は向井を連れて先生に相談する。先生はそれぞれの言い分を聞き、向井に敬語が相手への感謝と敬意を表わす日本の美しい文化であると説き、向井も納得する。また山下にも先輩としての自覚が不足していると指摘する。山下は、これまでの自分を反省し、これからは向井から尊敬される先輩になると誓う。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評「思春期敬語」という題名がユニークですね。色々な物事に多感な思春期の真っ只中にある高校生と敬語…。作品は部活の伝統としての敬語という、高校生ならではの問題に目をつけました。敬語を使わない後輩向井に腹を立てる山下先輩。相談された先生は、「敬語は日本の美しい文化」だと二人に敬語の大切さを説く。先輩と後輩という立場の違いのみでなく、相手への感謝と敬意を表す言葉として敬語を大切にしていって欲しいという先生の言葉、私も共感します。しかしラジオドラマでは、テレビのように顔が見えないので、声の違いだけでなく、話し方に特徴があると人物を聞き分ける助けになります。先輩に対して敬語を使わない向井のセリフに若者言葉を多く取り入れて、山下と違いが出るように工夫していましたね。残念なのはドラマに展開がなく、敬語について先生が解説するだけで終わってしまったのが気になります。先生がわかりやすく説明し、生徒が納得する、それだけではドラマは盛り上がりません。山下と向井が争っている場面を加えるなどして、先生が敬語について二人に話して聞かせる必然性ができると、ドラマの流れができたでしょう。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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講師は全員、実績ある日本放送作家協会の会員です。
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