おっきーのラジドラ学園
2013年05月14日放送
「あのドア」
鹿児島県立種子島高等学校
H24#59NHK杯全国大会ラジオドラマ部門出場
内容紹介
ここはあの瞬間移動ドアが普及した世界。怠け者のヒロシは便利な生活に大満足だ。そんなある日、バス運転手の父を持つ鈴木が学費を払えず学校を去った。級友・シズカは問う。便利とは、何か。一方、イケメンの恋敵が消え上機嫌のヒロシ。さっそく憧れのシズカを徒歩での下校デートに誘う。だが返事はNO。しかも社会を混乱させたあのドアは使用禁止に。シズカにフラれ、鈴木は戻り、あのドアを失い、良い事ナシのヒロシであった。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評
ドラえもんの「どこでもドア」が実在したら、という発想で作られた作品で、とても愉快なコメディです。シナリオ、BGM、演技、全てがハイレベル。なかでも惹かれたのは予定調和ではない主人公の発想です。あのドアは便利だが、運輸関係者が職を失い、ついに学費を払えず学校を去る級友まで現れる。ここで普通の主人公なら、安易にあのドアを使っていた自分を恥じ、便利さは幸せを奪う、など教訓を述べるところです。でもヒロシは違う。反省するどころか、イケメンの鈴木が消えれば憧れのシズカさんを手に入れられると下心を膨らませるのです。これ、いい意味での裏切りですよね。一見不謹慎だけど人間的。押しつけがましい教訓もなく、何よりヒロシらしい。素直に面白いと思えます。欲を言えば、あのドアが普及した背景、つまり社会的メリットにも触れると良かったかも。例えば田舎の高齢者が都会の最新医療を受けやすくなるとか。メリットとデメリットの両面から考えることで、単純ではない、より深みのある結論が見えてくると思います。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆
13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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