おっきーのラジドラ学園
2013年05月21日放送
「きっと言える。」
兵庫県立姫路飾西高等学校
H24#59NHK杯兵庫県大会創作ラジオドラマ部門出場(92作品中5位で惜しくも全国大会出場ならず)
内容紹介
高校生の小春は母親が亡くなって以来、父親と二人ぐらし。小春は自分の言葉をペットのオウムに喋らせることでしか、父親と会話ができない。ある日、早く帰った父親と口論になり家を飛び出してしまう。夜の街で危険な目にあうが、そこへ父親が助けに来る。小春は勇気を出して、自分の言葉で父親に「ありがとう」を伝える。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評
現代はいろんな意味で人と人とのコミュニケーションが損なわれている時代です。親子の間も同じで、会話が少なくなくなっている場合が少なくありません。その現代的なテーマを、ペットのオウムというツールを使って描いたところが、面白かったと思います。父親と話せない小春が、勇気を出して自分から話しかけるまでに、的をしぼったストーリーで、作り手のメッセージが伝わりやすくなりました。このドラマの構成は、一口でいうととてもシンプルです。むかし、「シンプル・イズ・ベスト」というコマーシャルがありました。ドラマにもそれがいえると思います。ドラマのストーリーはすっきりと仕上げるほど、わかりやすく力強い作品になるのです。たとえが飛躍しますが、日本の国旗である「日の丸」は、たくさんある世界の国旗のなかでも、わかりやすく力強い旗だと思いませんか。日本の俳句もシンプルでわかりやすい文学です。また仏教には「喝!」という言葉がありますね。あれも、シンプルで強い言葉です。今日のドラマでは、わかりやすいドラマほど、強いドラマを作りやすいということを覚えておいてください。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆
13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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