おっきーのラジドラ学園
2013年10月01日放送
「希望の光」
熊本県立八代高等学校
H23#58NHK杯熊本県大会ラジオドラマ部門出場
内容紹介
女子高生の奈央の目は突然、光を失った。医者が宣告した病名はヴィトゲンシュタイン病。一時的な失明を繰り返し、最終的には完全に失明してしまう難病だ。友達の前で強がってみせるが、母親にはやり場のない怒りをぶつけてしまう奈央。「私が最後に見たいものは何か?」と考え始める奈央。奈央は最後に見たい光景を求めて、両親と一緒に山の上公園に向かうのだった。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評ある日、突然、目が見えなくなる。想像するととても怖いことですね。奈央にとって、いつ完全に失明してしまうのか分からない状況は、とても辛く、不安な日々だったことでしょう。奈央の不安な気持ちや苛立ちが丁寧に描かれていました。時間の流れに主人公の日記が使われているところもポイントですね。奈央の日記には発症直後の1月10日から、失明直前の4月10日までの三ヶ月間が記録されています。内容は病気の進行具合の他に、周囲の人々に直接伝えることのできない奈央の本音だと思われるものが書き込まれていると感じました。台詞だけでは分からない奈央の心理描写を補なう役目を果たしており、リアリティを感じさせる優れた手法だと思います。最後のモノローグで奈央が自分の運命を受け入れ、次のステップを決意したと思われる描写がありますが、この奈央の心境を奈央の両親にも見せてあげたい、そんな気持ちになりました。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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