おっきーのラジドラ学園
2013年10月08日放送
「一己ちゃんがくれたもの」
北海道帯広三条高等学校
H20高文連放送コンテスト北海道大会第4位(ラジオ番組)
内容紹介
二〇〇八年当時、日本では十五歳未満者は臓器移植ができませんでした。ちょうどその頃帯広市に産まれた山保一己ちゃんはうまれつき心臓が成長しない難病を抱いていました。一己ちゃんの命を救うにはアメリカで手術を受ける必要がありました。莫大な費用をかかるため、家族は募金活動に取り組みました。しかし、一己ちゃんは短い一生を終えました。人の絆と優しさの大切さを伝えるドキュメンタリー作品。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評2008年当時、日本の法律では十五歳未満者は臓器移植ができませんでした。そのため、アメリカでの手術を選択するしかなく、経済的にも、また、患者の体力的にも負担が大きかったと考えられます。2010年7月に改正臓器移植法が試行されたことにより年齢制限が撤廃され、家族の承諾があれば臓器提供が可能になりました。しかし、臓器移植については様々な意見があり、賛否を決めることは簡単にはできません。今回のドキュメンタリー作品は本格的な取材、しっかりとした構成、的確なナレーションにより、臓器移植の抱えている問題点を考えるきっかけになるような作品だと思います。また、臓器移植の問題だけに焦点を当てるのではなく、莫大な資金が必要なアメリカでの手術を受けるための募金活動などのエピソードも盛り込まれ、一己ちゃんを支えていた多くの人々の優しさが伝わってくる内容でした。そして、一人ができることは小さいことでも、人と人のつながりがどんなに困難な道のりでも切り開く力になることも証明してくれました。5分弱の短い放送時間の中で、鋭い切り口で取り組んだドキュメンタリー作品でした。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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