おっきーのラジドラ学園
2014年08月12日放送
「720°のキセキ」
北海道帯広三条高等学校
H25#60NHK杯北海道大会出場
内容紹介
主人公の愛(マナエ)は、十年前にお母さんが亡くなってから父親と二人暮らし。遅く帰っても心配すらしてくれない父に嫌気がさしていた。そんな時マナエは、死んだ人に会えるという懐中時計を骨董屋から手に入れる。ネジを回すと時計はなぜか逆回りに動き出すのだ。すると亡くなったはずのお母さんが現れた。お母さんは生前と変わらぬ天然っぷりだったが、現れたり消えたりして、楽しい時間が過ぎた。しかし一日だけしかこの世におれないのだ。ある時マナエがふと時計をみると、最後の時間の12時はもうすぐだった。お母さんが現れ、「私は1日しか存在できない。お父さんとの時間を大切に」という言葉を残して、旅立っていった。悲しみながらも新たな毎日を始めようと決意したマナエだった。ところが次の日の朝、お母さんが再び現れた。1日は24時間なので、あと12時間一緒にいられるというのだ。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評とても楽しいドラマでした。ドラマのストーリーもよく考えられています。役者のみなさんは、悪いけど演技がうまいというほどではなかったけれど、でもそれが気にならないほど、ドラマがうまく書けていました。シナリオがいいといろんな難点をかくしてくれるものです。ドラマはやはりシナリオが大事だなあということをあらためて思い知らされました。・・・時間が来てお母さんが再び天国へ帰っていく・・・というところで終わるとドラマは悲劇になります。でもおっちょこちょいのお母さんが時間を間違えて、もう一遍帰ってくるという設定が効いていました。これで、命や時間のはかなさを語っても、悲劇で終わらずに楽しいハッピーエンドで終わったのです。この終わり方は見事でした。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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講師は全員、実績ある日本放送作家協会の会員です。
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