おっきーのラジドラ学園
2014年08月19日放送
「お湯と涙と微笑みと(ドキュメンタリー)」
北海道帯広三条高等学校
第36回高文連放送コンテスト北海道大会出場
内容紹介
【企画意図】音更町在住の久保玲子さんは13年前、乳がんで左胸を全摘した。手術の傷跡で大好きな温泉も人目が気になり行きづらくなる。そんな時出会ったのは、十勝の乳がん患者が集まる「あけぼの帯広」。会員のふれあいと温泉旅行が久保さんの心を癒してくれる。ピンクリボン運動などで乳がんへの関心は高まっているが、胸を失う女性の悲しみはなかなか理解されていない。番組を通して乳がん患者の想いを伝えようと番組は制作された。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評とても素直な作品です。取材も構成も自然でした。この素直さが、ドキュメンタリーの価値を高めてくれました。いつもいうことですが、本当にいい作品を作ろうと思えば、気の利いた小技を使うのではなく、愚鈍でもいいですから、正面からしっかりと素材に向き合う姿勢が必要です。この作品はまさにそういう作品でした。・・・効果音や音楽の使い方もよかったです。そういうツールにおぶさってしまうのではなく、テーマはあくまで人の声だという一貫した姿勢が番組の質の高さを支えました。作品の品格はそういう真面目な取り組みからにじみ出てくるものです。
番組の中に「胸を失っていたり、再発治療中など辛い状況にある会員なのに、みんなの明るい表情を見て、久保さんが<みんなすごいと思いました>」というセリフがありました。番組のポイントはここでした。その「すごい」人たちが集まって支えあっているという番組のテーマがはっきりと描かれていました。ドキュメンタリーはメリハリのきいた構成で、テーマをはっきりと表現するということが大切です。ほんわかふわーっとした作品にならないよう、キリリとテーマが浮かび上がる作品づくりを心がけましょう。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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