「My nail is fairy」 福岡県立春日高等学校

おっきーのラジドラ学園

2014年09月23日放送

「My nail is fairy」
福岡県立春日高等学校

H25#35九州高校放送コンテスト福岡大会出場

内容紹介
百花は、人とうまく話せない自分が嫌だった。そこに“爪の妖精”が現れ、『爪を切り落とす』ように、百花の欠点を切り落としてあげようと言う。やがて百花はハッキリものをいう女の子へと変貌する。その途端、友達を怒らせてしまう人間に変わってしまったのだ。実は、今まで百花がはっきりとものを言えずにいたのは、相手に気を配る優しさからで、百花自身が自分の欠点だと思っていたところは、人から見ると魅力的な部分だったのだ。百花は今更ながら元の自分に戻して欲しいと思うが、もうあとのまつり。今度は百花が“爪の妖精”と変身して人の欠点を切り落とし、人間に戻らなければならなくなってしまったのだった。

日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評
「人の短所と長所は表裏一体」。自分にとってのコンプレックスが、他人からすると良い部分であるという素材が、上手に料理されていました。短い時間の作品でありながら、ちょっとゾッとするような物語がテンポよく表現されています。『爪を切り落とすことで、嫌な自分も切り落せる』のならば、誰でも気楽にそうしてしまうでしょう。でもそこに潜むこわさを、このドラマは教えてくれます。ドラマでは、『爪の妖精と化してしまった人が、過去の人間に戻るためには、また、だれかの欠点を切り落とさなければ人間に戻れない』という掟を設けていました。教訓童話、つまり寓話ではよく用いられる手法ですが、このドラマではうまく使われていて、物語に神秘性を醸し出すうえで効果があったと思います。

2018年04月01日

「おっきーのラジドラ学園」放送終了

番組は平成30年3月をもって終了となりました。

「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。

日本放送作家協会九州支部 香月隆
13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。

放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は：katsuki01@gmail.com です。

ではみなさん、ごきげんよう！