おっきーのラジドラ学園
2015年07月14日放送
「キャラじゃない!?」
福井県立羽水高等学校
H26#61NHK杯全国大会ラジオドキュメント部門優秀賞
内容紹介
<制作意図>最近、私たちはとても頻繁に「〜ギャラ」という表現を使います。そして、互いに「あなたは〜キャラだよね」などと互いを定義づけています。そういう「キャラ付け」に違和感を持った私たちはなぜこのような言い方が広まったのかということについて調べてみました。そして、様々な人にインタビューをしていくうちに、私たち日本の若者の心のあり方に深く関係しているのだと言うことが分かりました。この番組を聴いて、いろいろなことを考えていただきたいと思います。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評「キャラ」ということばは私たち大人もよく使いますが、どちらかというと、高校生のみなさんのようにこのことばに対して敏感ではありません。この番組を聴いて、あらためて、高校生のみなさんの新鮮な感性にうたれました。言葉とか表現などというものは、時代とともに新しさを求めて変わっていきます。昔は、キャラと表現せずに、レッテルやラベルを貼るという表現が使われました。でもそれらはむしろ、他人が貼ってくれたものですが、今は、「私はナニナニキャラよ」と自分で自分にレッテルを貼るところが昔と少々違います。キャラ貼りプレイで人とつながっていたいという気持ちからでしょうか。番組のなかで結論が出ていました。「自信を持とう。自分で決めよう。もっと体験をふやそう」と先生方が提案されていましたね。まったくそのとおりです。大人になれば、キャラ付けは気にならなくなります。自分に自信ができるからです。でもそこまでいくにはやはり、ゆれたりぶれたりすることも必要です。そうして人は少しずつ大きくなっていくのです。さてこの番組ですが、BG音楽を多く使っていることがすこし気になりました。キャラについて考える〜これには深い心の作業が必要です。軽い音楽のつけすぎは、番組を軽くしてしまうことにもつながりかねません。ドキュメンタリー番組を作るときは、BG音楽を省くことも考えてください。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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