おっきーのラジドラ学園
2015年08月25日放送
「欠けたもの」
福岡県立春日高等学校
九州高校放送コンテスト福岡大会出場
内容紹介
私たちの地球に巨大隕石が落ちようとしている。地球の全滅は間近だ。そこで鶴亀会という団体が地球脱出のロケットを用意した。定員のあるロケットに人々は争って乗ろうとする。なかにはわが子を捨てて自分だけ乗り込もうとする母親も。やがてロケットは乗りそこねた人を残して宇宙へ発射される。ところが実は、巨大隕石は鶴亀会の計画で地球落下前に打ち落とされていた。そして自分のことしか考えない自己中心的人物を、鶴亀会がロケットで宇宙に放逐したのだった。自分のことしか考えない人間は結局損をするというお話。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評自分だけ生きようとする人間は結局、破滅に陥ってしまうという、ちょっと現代イソップ童話のようなお話でした。まことに教訓的なドラマです。しかし、お説教くさくなかったところがこのドラマのよかったところです。なぜお説教くさくなかったか。それはドラマが丁寧に詳しく書き込まれていたからです。ですから、主人公の高校生や少女の動きが生き生きと伝わってきて、お説教に聞こえなかったのです。お説教ドラマでもリアルに書き込まれていると、いろんな情景が目に浮かんでくるので、お説教くささが薄まります。また作者の主張を盛り込んだメッセージドラマというのがありますが、これもシナリオで情景を詳しく書き込んでいけば、ドラマとしての自立力が高まって、押し付けがましいところがなくなるものです。要するに、ドラマはリアルな書き込みが必要だということですね。今回のドラマでは、鶴亀会という慈善団体がどういう団体なのか、また主人公の高校生がどういう男の子かをもう少し詳しく書き込めば、もっと迫力のあるドラマになったのではないでしょうか。
- 「福岡県立春日高等学校」の検索結果
- 「三位理論」 福岡県立春日高等学校
- 「Lucky?“UN”lucky」 福岡県立春日高等学校
- 「夢人駅」 福岡県立春日高等学校
- 「欠けたもの」 福岡県立春日高等学校
- 「Select Your Destiny」 福岡県立春日高等学校
- 「My nail is fairy」 福岡県立春日高等学校
- 「そんなに手軽で大丈夫?(再放送)」 福岡県立春日高等学校
- 「曇り のち 晴れ ときどき土砂降り(再…」 福岡県立春日高等学校
- 「そんなに手軽で大丈夫?」 福岡県立春日高等学校
- 「from マイ to マイ」 福岡県立春日高等学校
- 「DJキヨのボイスオブソウル!!(再放送)」 福岡県立春日高等学校
- 「曇り のち 晴れ ときどき土砂降り」 福岡県立春日高等学校
- 「Cherry Brossom」 福岡県立春日高等学校
- 「くだらない夢」 福岡県立春日高等学校
福岡県立春日高等学校 の検索結果(14 件)
2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
あなたもシナリオを書いてみませんか?
福岡市内で開講中のシナリオ教室。入門コースと上級コースがあります。
講師は全員、実績ある日本放送作家協会の会員です。
放送シナリオ作家講座 受講生募集中 < 詳細はクリックで!