おっきーのラジドラ学園
2015年09月22日放送
「お姉ちゃんのかざぐるま」
福岡県立八幡高等学校
H26#36九州高校放送コンテスト福岡大会出場
内容紹介
ドラマの舞台は、太平洋戦争末期の福岡県北九州市。容赦な<襲いくる攻撃から逃れることができなかった悲しい姉妹を描いている。雨のように降りかかってくる焼夷弾。幼い妹を背負い、死に直面する姉。二人は風ぐるまを作って楽しんでいたが、姉は妹をかばって焼夷弾の下で死んでいった。妹の手に残された風ぐるまが、あの空襲から69年たった今も残っていて、妹は風ぐるまをみると、花火のように北九州を襲った空襲を思い出す。戦争の悲惨さを伝える体験者が少なくなっている現在、わすれてはならない戦争の悲惨さ、命の尊さを、現代の高校生に伝えたいと、この作品は制作された。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評八幡高校は継続的に戦争ものの作品を作りつづけています。いつも安定した作品作りで、強く訴える作品ばかりです。継続は力なりといいますが、八幡高校の長く続くメッセージドラマは、確実に社会的な力となって高校生たちの思い出に残っているのではないでしょうか。これは文化的な社会貢献だといえるでしょう。今日のドラマも八幡高校独特の世界をもった作品でした。わかりやすくしっかりとしたしたシナリオ。それを演技する部員の演技力。いずれもオーディオドラマの特質を十二分にとらえた作品でした。
八幡高校の作品を聞いて思うのは、メッセージドラマであるのに、メッセージが決して表面に出てこないところです。情景だけを克明に、リアリスデックに描き、その中から深<重いメッセージが絞り出されてくるということです。ここには重要なキーがあります。つまり、言いたいことがあったら、それを直球で言ってしまてはダメだということです。言いたいことをリスナーに感じ取ってもらうためには、ドラマの情景を詳しく豊かに描き出さなければならないということです。 ドラマの大事なところは、意味ではな<、情感だということです。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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