おっきーのラジドラ学園
2015年10月13日放送
「BLIND」
日本大学鶴ヶ丘高等学校
H26#36全国高等学校総合文化祭東京都大会 放送部門放送劇部門優勝
内容紹介
高校2年生の太陽は、ある日、自分の彼女である叶(かなえ)を自転車で送る途中、交通事故に会い、両目を失明してしまう。暗闇に閉ざされてしまった太陽の視界。その外からいつも通りに彼と接し、たわいもない会話を交わす叶。しかしそこには、あるとてつもない秘密が隠されていた。太陽の母、文江から語られるひとつの真実。それは太陽に何をもたらし、何を失わせるのだろうか。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評すばらしい作品でした。普段、この番組で紹介しているのは8分のドラマですが、今日は15分のドラマをお聴きいただきました。ボリューム充分、大いに楽しんでいただけたのではないでしょうか。まず、台本がすばらしいです。技術的には、すこし映画のシナリオ風であるとか、太陽という男の子と、叶(かなえ)という女の子の声が一緒になっているなど、多少の無理がありますが、そういった瑕瑾(ちいさなキズ)を超えて、ドラマとしての大きさや美しい感性が感じられます。久しぶりに感動しました。それから女生徒の演技・・・具体的には文江お母さん、恋人役の叶(かなえ)さん、この二人の演技がすばらしかったです。ところが二人とも一年生でした。ほかの皆さんも、太陽を除いてはみんな一年生でした。日本大学鶴ヶ丘高等学校の放送部、一年生ががんばったんですね。拍手です。このドラマのように死んだ人があたかも生きているように登場するファンタジーはよくあるのですが、この作品の素晴らしかった点は、甘さがなかったところです。本当は死んでいるカナエの登場が、美しく切ないほど哀しい・・・そういう描き方をしているところに惹かれました。日本大学鶴ヶ丘高等学校はその後もラジオドラマを作っているでしょう。後続作品をぜひ聴いてみたいものです。最後にちょっぴり、注文をつけさせてください。ドラマのはじめからBG音楽がたくさん入っていました。BG音楽を使いすぎると、ドラマが甘くなります。できるだけBG音楽を少なくする工夫をしてください。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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講師は全員、実績ある日本放送作家協会の会員です。
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