おっきーのラジドラ学園
2015年12月22日放送
「掛け持ち顧問にみる文化部(ドキュメント)」
島根県立浜田高等学校
H27#62 NHK杯全国大会ラジオドキュメント部門制作奨励賞
内容紹介
文化部の顧問の多くは運動部と掛け持ちしている。このため、文化部は運動部の大会期間中活動できなくなる。そこで、部活動の顧問をどのように決めているのかなどを取材した。その中で、顧問の掛け持ちは部活動数がへらないのに教員数が減っているために起こっていることや、顧問の配置は個々の部活動にとって最適ではないことが分かった。この問題を通して、文化部の活動や努力にもう少し目を向けてもらいたくて、この番組を制作した。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評はじめ、「掛け持ち顧問にみる文化部」というタイトルがピンときませんでした。番組を聴いて、「部活の先生の話」なんだとわかりました。番組の冒頭にありましたが、学校案内のパンフレットで、運動部は126平方センチの紹介記事があるのに、文化部の記事は63平方センチしかなかったそうです。面積から言って、運動部は文化部の倍のスペースで紹介されているわけです。正直言ってこれは不平等だなあ・・・と私も思いました。光りのあたる部活には専門の顧問がいるのに、放送部のような地味な部には掛け持ちの顧問が配置されているということを聞いて、高校のなかにもそういう不平等がうまれるんだと、理解しました。この番組はその問題をぐいぐいと突っ込んでいきます。胸がすく思いでした。思わず、「放送部、がんばれ!」と応援したくなったほどです。この番組をつくることで、放送部の人たちは納得がいったこと、納得いかなかったこと、いろいろあったと思います。それは今後、大学へ行ってから、あるいは社会に出てから、さらに追求していって欲しいと思います。社会にはどうしても光りの当たる部分がクローズアップされる、地味なものは下積みにされてしまうという、耐え難いカースト構造があります。それに対して、みなさんは決してあきらめないで頂きたいです。社会に対する正しい怒りは、いつまでも忘れないでほしい。今回の番組制作がそのスタート地点になってくれればいいなと、願っています。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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