おっきーのラジドラ学園
2016年01月05日放送
「部活バス」
福井県立坂井高等学校
H27#62NHK杯全国大会ラジオドキュメント部門制作奨励賞
内容紹介
<制作意図>私たちの通う坂井高校は、近くの春江工業高校との統合により一部の部活動が春江工業高校で活動している。坂井高校から春江工業高校までは、自転車だと30分以上かかるので、部活動シャトルバスが運行されている。そのバスの廃止を前に、利用する生徒の思いと、部活バスヘの感謝の気持ちを伝えたいと考え、制作した。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評坂井高校は一昨年、坂井農業高校、春江工業高校、金津高校の商業科、三国(みくに)高校の家政科などが集まってできた高校だそうです。ほかの学校にはない特殊な環境のなかで制作された、珍しいドキュメンタリーです。それだけに、この作品の内容が新鮮でした。ドキュメンタリーというと、普通は、「人間性の追及」が基本的な命題です。ところが今日の番組はそうではなく、あくまで、バスのなかの空間、そしてそこに出入りする生徒たちや運転手さんなどのスケッチがメーンでした。インタビューによって、バスの空間のなかの人々がすなおに描写されていきます。それらのなかに、何を発見するかは、むしろリスナー側の問題なのです。こういう「スケッチドキュメンタリー」は、「メッセージドキュメンタリー」とは違った味わいがあります。いわば、ドキュメンタリーの原点というべきでしょうか。この番組で唯一のメッセージといえる部分がありました。それは「バスの中の15分間は自分に帰れる時間だ」というコメントです。さまざまな取材は、この一言をいうために、存在したといってもいいでしょう。この番組は「メッセージをきらりと光らせるためのすぐれた手法」を教えてくれた番組でした。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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