おっきーのラジドラ学園
2016年02月09日放送
「漢字カゼロ!?〜ちまなこちなまこ」
三重県立久居農林高等学校
H27#62NHK杯全国大会ラジオドキュメント部門入選
内容紹介
<企画意図>久居農林高校では全校一斉の校内漢字テストが30年も続いている。漢字テストの出来に生徒も先生も一喜一憂するのだ。なぜ久居農林はここまで漢字テストにこだわるのか気になり、取材を始めると「血眼」を「ちなまこ」と読む生徒、担任への恨み、生徒への愛情…いろんなことがみえてきた。漢字力をつけるためへの努力が私たちの将来につながっているということを伝えようとこの番組を制作した。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評
楽しかったですね。ラジオ作品としてテンポはあるし、番組のメッセージが高尚でしたし、それに一番大切なことは、番組が楽しかったことです。番組は作る側の一方的な押し付けであってはなりません。番組は聴く人のものでもあるのです。ですから楽しく聞いていただくことは、受け取り側へのエチケットでもあるのですね。ちまなこをチナマコと間違えて読む人が多かったという話から、学校あげて漢字テストに何十年も取り組んでいるという話。「漢字を1000回書いて、それでも7点や」とか、ペルー人のミランダくんが、漢字テストはいつも優秀なのに、「自分の名前を漢字でかけないのでくやしい」とカッコいいこと言ってみたり、内容は素晴らしいエピソード満載で、それがお説教臭くなくて、充分エンターテインメントになっているところは最高でした。終わりを応援団の「フレー! フレー! ノーリン!」の掛け声で締めたりして、にくいほどのデキだったと思います。
番組の中である生徒が「スマホもパソコンもいろんな漢字変換があるなかで、なんで漢字を覚えんといかんの」と言ってました。愉快な意見です。でも、漢字をしっかり覚えることは大切です。漢字をしっかり受けつがなくては、先人が残した文化遺産を理解できなくなります。みなさんの頭脳は広い海です。難しい漢字は小さな小船みたいなもので、いくらでも皆さんの頭脳の海に浮かべることが出来るはずです。もともと沢山の小船を浮かべておけば、少々、漢字の小船が沈んでも、残る漢字は沢山あるはずです。これからも、久居農林高校、漢字テストで盛り上がってください。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆
13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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講師は全員、実績ある日本放送作家協会の会員です。
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