おっきーのラジドラ学園
2016年03月15日放送
「未来をつくる今」
千葉県立検見川高等学校
H27#62NHK杯全国大会ラジオドキュメント部門優良賞
内容紹介
「未来をつくる今」というタイトルでした。どういう内容なんだろうと思ったのですが、内容は、「強迫性障害」にかかった人の話で、その障害の内容が非常によくわかった番組でした。とくにこの番組では、障害にかかった人の心の動きが明確に描かれており、優れたドキュメンタリー番組だったと思います。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評主人公のヨリコさんがマイクに向かってじっくりと自分の心の中を語ってくれたのは印象的でした。強迫性障害の人ってそんなこと考えているんだ、そんな感じ方をしているんだと、よくわかりました。よく、マイクがここまでヨリコさんによりそうことができたと、感心しています。お母さんがヨリコさんにどう対応していたかが、よく伺えました。母親としての心配、困惑、そういったものが描かれ、そしてそのお母さんの心のなかまで番組は踏み込んで行きます。無理な取材という感じではなく、自然にお母さんの心の中に入っていき、そのお母さんがどうヨリコさんに働きかけていくか、その母子の波動が伝わってきます。また、ヨリコさんが暗い淵からみごとに上がってきて、明るい今に戻ってくるこころの移り変わり、再生が的確に描かれています。まことにドラマチックな展開の手法で問題が解決されていくさまは、ドキュメンタリーの基本をおさえた番組だったと思います。最後に、BG音楽は、控えめなピアノ一本で通していました。「ラジオドキュメンタリー番組の基本は言葉である」ということを最後まで忘れなかった番組がこれでした。みなさんも今日の番組は、ドキュメンタリーのスタイルとして、基本線であり、そして帰ってくる最後の路線であるということを覚えておいてほしいと思います。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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講師は全員、実績ある日本放送作家協会の会員です。
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