おっきーのラジドラ学園
2016年03月22日放送
「特攻〜連合艦隊最後の作戦〜」
長崎県立諌早東高等学校
H27#62NHK杯全国大会ラジオドキュメント部門制作奨励
内容紹介
島原市に住む山林正直さん87歳。昭和20年4月7日、巡洋艦「矢矧」に水兵長として乗り組んでいた山林さんは、日本が誇る「戦艦大和」と共に戦い、沈没の憂き目に遭った。奇跡的に助かった山林さんだが、沈没を経験したのはこれが初めてではなかった。お国のために命を捨てることが当たり前だった70年前の日本。その時代を生き抜いた山林さんは、後世に何を残し、何を伝えたいのか、山林さんの思いに迫った。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評戦艦大和は沖縄特攻として巡洋艦矢矧と8隻の駆逐艦に守られながら、鹿児島県坊の岬沖を南下します。そこでアメリカ軍の襲撃にあい、戦艦大和の沈没という歴史的な最後を迎えます。今日、お話を下さったのは、護衛艦の主力艦である、矢矧に乗っておられた山林さんのお話でした。実際に海戦に出陣して、戦艦大和の沈没を目の当たりにした山林さんならではの壮絶な体験談でした。現在、こういうお話を聞こうと思ってもそうそうたやすく聞けるものではありません。取材された諫早東高校の生徒諸君もめったに体験できない、いい取材になったと思います。反戦番組を作るときは「戦争はいけません。平和を守りましょう」と安易にメッセージをうたわないことです。恐怖の場面、壮絶な生きざま、死にざま、それらを個人的な感情を抑えて、淡々と伝えることにしましょう。それが戦争の怖さ、むごたらしさを伝える一番いい手法です。高校生の力量では、戦争を真正面から取り扱うことは難しいかと思います。しかし諫早東高の今日の作品は、正面から取り組んで立派に成功していました。これからも堂々としたドキュメンタリー作品に正面から挑戦してください。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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