おっきーのラジドラ学園
2016年03月29日放送
「明日はきっとレインボー」
愛知県立明和高等学校
H27#62NHK杯全国大会ラジオドキュメント部門入選
内容紹介
日本人の7.3%といわれるセクシャルマイノリティの当事者へ取材する中で1人の女子生徒と出会った。性別という壁に悩みながらも誰に告げることもできず「普通」の女子生徒でいようと苦しむ彼女を、身元を隠すために音声を加工することを条件に取材させてもらった。同じ高校生である私達が知ることでレインボーな社会を作り出せるのではないだろうか。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評今、メディアでも時折取り上げられるセクシャルマイノリティのテーマに、正面から取り組んだ作品でした。セクシャルマイノリティ〜略してセクマイ。時にはLGBTなどとも言われています。ようするに、男アンド女の絶対多数の人間関係に対し、男が男を好きになったり、女が女を好きになったり、あるいは自分が男か女かわからないという悩みを持ったり、世間的に少ない性的感性をもった人たちです。マイノリティというけど、13人に1人はセクマイの人だそうですから、考えようによっては、いまやマイノリティとはいえないかもしれません。明和高等学校がどういうきっかけでこのテーマに取り組むことになったのか、わかりませんが、先鋭的なテーマに取り組んでみるのもいいことだと思います。というのは、新しいテーマに取り組むと、必ず自分で調べなければならない問題が起こります。そういう時には、必死になって辞書を引いたり、ネットで調べたりします。その調査力が番組制作の力になるのです。新しいテーマにはかならず、新しい問題が派生して起こってきます。それをひとつひとつ解決していく。すべて、素晴らしい体験です。今日の番組では名古屋のあるサークルに潜入することができました。そして加工はしていますが、リアルな生の声を録音しています。それが番組のスリルを生み出しました。しかしみんなの声を聞いてみると、ごく普通の人たちであり、まったく違和感などありません。考えてみれば男が男を愛しても、女が女を愛しても、それは結局、人が人を愛するということに落ち着きます。ひとつもおかしいことではありません。いずれセクシャルマイノリティの問題も時代が解決してくれると思います。その問題の解決が早くなるか、おそくなるか、それは私達にかかわっていると思います。お互いに、社会的な問題に敏感に、敏速に反応していきたいと思います。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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