おっきーのラジドラ学園
2016年04月05日放送
「ハイスクール×Horse来る」
愛知県立明和高等学校
H27#62NHK杯全国大会ラジオドラマ部門出場
内容紹介
変わっていると言われることが嫌いな主人公、なつみ。彼女は、「普通だから」という理由で普通のクラスメート、相馬(そうま)くんのことを好きになった。しかし相馬くんは個性が薄く、それが嫌で、他の人と違うところがある人になりたいと日頃から思っていた。ある日、相馬くんは馬の被り物を被って登校してくる。なつみは何とかして相馬くんをもとの「普通」の状態に戻そうとするが上手くいかず、挙句に喧嘩をしてしまった。「普通の人を好きになりたいのなら、相馬くんをあきらめれば?」という友だちの言葉で、なつみは「普通」だったから相馬くんを好きになったのではなく、相馬くんは相馬くんだったから好きになったのだということに気がつく。なつみは相馬くんに自分の思いを伝え、それを聞いた相馬くんは、他人と違うところを探す必要はなかったことに気づき、二人は仲直りをする。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評今日の作品ではまず、くんという生徒が、普通でありたくないために馬の被り物をかぶって登校するという発想に、拍手を送りたいと思います。馬の被り物といっただけで、絵が浮んでくるでしょう? リスナーのまぶたに絵を浮ばせる〜ラジオドラマでは非常に有利な方法ですが、今日のドラマは見事にそれを実現していました。今日のドラマの楽しさはそれにつきます。たった一つの発想で、ラジオドラマは見事に空中に浮かび上ってくれるのです。
次に、なつみさんが「普通の相馬くんが好き」と思っていたのが、実は「普通の相馬くん」ではなく、普通であっても普通でなくても、「実は相馬くんが好きなのだ」ということに気づくシーン。これがなかなかよくできていました。ちょっとジーンと来ましたね。最後にひとこと。タイトルの前のいわゆる「アヴァンタイトル」が長すぎました。アヴァンタイトルはあっさりと。むしろないほうがベターですよ。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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