おっきーのラジドラ学園
2016年04月19日放送
「ほんとの一歩」
日本大学三島高等学校
H27#62NHK杯静岡県大会ラジオドキュメント部門出場(第3位)
内容紹介
<企画意図>今、高校生の読書離れが深刻になっています。しかし、取材を進めていく中で出会った、全国高等学校ビブリオバトル初代チャンピオンの中村朱里さんを通して、「本には人と人とをつなぐ力がある。」ということに気が付きました。そしてそんな本にまつわる思い出は実は誰しもが持っているのではないかと感じるようになりました。小さくても大切な一人一人の本との思い出をもう一度思い起こすところから始めてほしい。そんな思いでこの番組を制作しました。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評今週は、日本大学三島高等学校「ほんとの一歩」というラジオ・ドキュメンタリーでした。実は先週も同じ高校の作品で、「奪われた右足」というドキュメンタリーをお送りしています。実は、「奪われた右足」と「ほんとの一歩」は、同じ日本大学三島高等学校が平成27年度のN杯ラジオコンクールに同時出品して、「奪われた右足」が静岡県大会で優勝し、「ほんとの一歩」は第3位入賞でした。先週の「奪われた右足」は空襲で右足を失った人の体験談で、構成技術としては定番ではありますが、わかりやすい作品でした。しかし今日の作品は、本と人との出会いという、文化的な高度な作品で、<空襲で負傷した>という誰にでも文句なしに理解できる素材とはちょっと違います。そこが静岡県コンクールで1位と3位の分かれ目になったのでしょう。ここで大切な問題が浮かび上がってきます。番組には、定番ながら単純明快で誰にでも理解できる作品と、解りにくくはなるけれども定番をさけるために構成に苦労した、新しいけど難しい作品とがあります。解りやすく言えば、「定番だけど1位がほしい」という番組作りと「3位になってもかまわない。定番の番組はいやだ」という番組作りがあります。皆さんはどちらを選びますか? じっくり考えてみてください。この問題はいろんなカタチで、一生、みなさんについてまわる問題ですよ。
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- 「ブヒブヒ大騒動!」 日本大学三島高等学校
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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