おっきーのラジドラ学園
2016年11月22日放送
「二人の世界」
福岡県立小倉商業高等学校
H27#37九州高校放送コンテスト福岡県大会ラジオ番組部門出場
内容紹介
物語の主人公ユマは、クラスの生徒たちとも仲良くなれないし、家族もいやになった。だれと付き合うのもいやになって、ついに、親友のヒナと、ある電車にのった。その電車は、だれもいない世界へ連れて行ってくれる電車だったのだ。ユマはだれもいない世界で思いっきり、自由な暮らしを楽しむのだが、しばらくすると少しずつ、むなしい気持に襲われるようになった。うっとうしかったクラスの友だちや、口うるさいお母さんのことが懐かしく思い出されるようになった。そこで再び人のいない世界から、もとの、人にあふれた世界へ戻っていった。ユマは今、変わっていた。人であふれるこの世界を楽しむことができる人間に変わっていた。かつて人と仲良くなれなかったユマは今、人に愛される女の子に変わっていた。ユマに新しい友達ができた。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評人嫌いな人間が、人のいない世界へ逃避して、そこではじめて人の絆の大切さに気付くという物語は、いままで多くの人が作ってきました。今日のドラマ「二人の世界」もまったく同じパターンです。また、人がたくさんいる世界から、人のいない世界へ、不思議な電車やバスにのって逃避するという、幻ののりもので幻の世界へ旅をするという発想も、多くの人が使ってきました。今日のドラマは、どこかで見た、聞いたものがたりと似たようなドラマでした。でも、さわやかだったし、なにか魅力を感じました。なぜでしょう。三つの理由があります。先ずはじめに、このドラマは丁寧に作られていました。私も丁寧に聞かせてもらいましたが、ドラマのすみずみまでよく、神経の行き届いた録音、編集でした。つぎに、作る人の気持の新鮮さがうかがえました。ストーリーはありきたりのパターンでしたが、作る人の気持が新鮮でした。それが伝わってきました。最後に、この物語のヤマです。誰もいない学校の屋上へ上るというアイデアがよかったと思います。これはこのドラマのオリジナルでした。ドラマのストーリーが定番であっても、プラスアルファがオリジナルであれが、ドラマは新しい命を獲得するものです。これからも定番を恐れずに、丁寧、新鮮、プラスアルファの思想でドラマづくりに挑戦してみてください。
- 「福岡県立小倉商業高等学校」の検索結果
- 「二人の世界」 福岡県立小倉商業高等学校
- 「日記が紡いだ奇跡」 福岡県立小倉商業高等学校
- 「シロとクロ」 福岡県立小倉商業高等学校
- 「探せ!探偵部!」 福岡県立小倉商業高等学校
- 「わたしとあの子」 福岡県立小倉商業高等学校
- 「わたしの家族」 福岡県立小倉商業高等学校
福岡県立小倉商業高等学校 の検索結果(6 件)
2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
あなたもシナリオを書いてみませんか?
福岡市内で開講中のシナリオ教室。入門コースと上級コースがあります。
講師は全員、実績ある日本放送作家協会の会員です。
放送シナリオ作家講座 受講生募集中 < 詳細はクリックで!