おっきーのラジドラ学園
2017年01月10日放送
「未来が見えない」
千葉県立検見川高等学校
H28#63NHK杯全国大会ラジオドキュメント部門制作奨励
内容紹介
将来の夢がなく不安な高校生がいるようです。しかし、そのほとんどの人が、小さい頃は夢を持っていました。なぜ夢を持てなくなってしまったのでしようか。理想と現実を知り自信がなくなった高校生は、大学生になったら考えるという人が多いようです。そこで、高校時代からの夢を叶えた本校卒業生の、清水晴木さんに、夢を持つことの大切さを教えていただきました。この作品を通して、夢を見つけたいと思うきっかけになってほしいと思い、制作しました。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評夢ってほんとに大切なものでしょうか。そこで高校時代からの夢を果たしたという、学校の先輩を訪ねて、夢の大切さを聞いてみました。そしてあらためて、夢を持とうと呼びかけた作品でした。みなさんもお分かりだと思いますが、「将来の夢」というものについて、正面からすなおに追求していった、好感の持てるドキュメンタリーでした。妙に技巧を凝らしていないところが、リスナーの共感を呼ぶ作品になりました。何度も申し上げることですが、作品づくりは素直であることが大切です。ただし、素直な作品というのは、作品としてはどうしても、地味になってしまいます。ですからちょっと、細工をこらして目立ちやすい作品にする。すると、作品が、派手にはなるけれども、どうも素直でなくなる。場合によっては作品が、軽くなったりする。作品作りには、そういう、創作上の原則があるわけですね。みなさんはどのあたりに、自分たちの作品づくりの、立ち位置をおきたいとお思いでしょうか。今回の作品作りでは、検見川高校OBの作家、清水晴木(シミズ・ハルキ)さんの存在が、地味な作品に一本の芯を添える、いい素材になりました。作品のなかのエピソードが、学校のOBということで、「無理やり感」がなくなりました。ついでに申し上げますが、ドキュメンタリーを作るときはあれこれ、たくさん、録音をしてください。取材現場で、これは必要ないかも、無駄かも、と思われるインタビューや録音も、沢山集めておくと、最後に番組を組み立てるとき、突然、役に立つことがあり、「ああ、これ、録音しておいてよかった!」と思うことがあります。贅沢に取材し、贅沢に捨てる〜これはドキュメンタリーを作るときの取材のイロハです。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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