おっきーのラジドラ学園
2017年02月21日放送
「エール!」
浜松市立高等学校
H28#63NHK杯全国大会ラジオドキュメント部門優勝
内容紹介
<企画意図>
浜松市立高校で情報を教えている中村優(まさる)先生は、部活動の大会や地域のイベント、路上などで、一人で周りの人を巻き込みながら応援する「ひとり応援団」という活動をしています。熱く、前向きなイメージの強い中村先生ですが、過去には、精神的に追い詰められて、うつ状態になったつらい時期がありました。旅をし、人との出会いを通して立ち直れた先生。そんな人生だったからこそ、中村先生の応援は、私たちに大きな力を与えてくれます。中村先生の姿から、自分の存在で誰かを励ますこと、助けることができるというメッセージを伝えたいと思い、この番組の制作に取り組みました。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評素晴らしい作品でしたね。お聞きになった皆さんも、元気をもらったのではないでしょうか。わたしがよく申しあげることですが、いい作品は、装飾が少ない。つまり、本当においしい料理は、トッピングをごちゃごちゃとふらなくても、生地だけでおいしんです・・・ということです。この作品はまさに、トッピングの少ない、生地だけで食べさせてくれる、おいしい料理でした。生地だけなのに、ウマウマッという感じで、体に、心に、はいって来るし、しかもそれがもりもりとエネルギーになって、聞いた人を元気にさせてくれるって感じですね。
中で、中村先生が一人応援団をやる理由を、「栄養ドリンク一本!という気持ちでやってます」みたいなことをおっしゃっていました。これには笑いました。私たちも取材のとき、疲れたスタッフに、「さあ!行こうぜ!」と栄養ドリンクを一本ずつ渡すことがあります。すると不思議にみんな、元気になるんですね。中村先生のひとり応援団には、栄養ドリンク+ハートがあるわけですから、効くはずです。今回のこの作品は、この「ハート」の部分に焦点を当てていました。
中村先生は、人を応援するのは、逆に自分が応援されたくてやっているのかも、ということでした。つまり、応援は片思いではなく、両思いだというわけです。
これが、「両想いの応援」なんですね。さて、番組の最後。中村先生が、マイクに向かって、「フレー、フレー、あ、な、た!」とやっていましたが、この、ちょっと間の抜けた演出は、サイコーにユーモラスで、愛嬌満点のしめでした。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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講師は全員、実績ある日本放送作家協会の会員です。
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