おっきーのラジドラ学園
2017年03月28日放送
「友達契約」
北海道札幌北高等学校
H28#63NHK杯全国大会ラジオドラマ部門入選
内容紹介
友達という曖昧な関係をはっきりとしたものにするため、友達契約というものが作られた世界。主人公・田中彰は「友達契約」を結んでいる伊藤友香と契約を結んだ、3周年記念日に出かける約束をしていた。しかし、当日になって、突然友香からドタキャンの電話が。怒った彰は電話を切り、友達契約を解約するため、市役所へ向かう。友香の友達である美咲や、彰の幼馴染の智明との会話によって、順調に解約書を仕上げる彰だが、二人からは、友香の電話は、彰の勘違いなのではないかと指摘される。やがて彰の前に突然、友香が現れる。電話なんかしていないと言うのだ。彰は証拠として携帯の画面を突きつけたが、そこには非通知の文字が。電話の正体は友香ではなく、世間を騒がせているトモトモ詐欺だったのだ。結局、彰の早とちりだったことがわかり、二人は無事に仲直りした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評楽しいドラマでした。最近は高校生のドラマも、コメディーが 多くなって、みなさん、作りかたが非常にうまくなってきました。でも、楽しさを追うあまり、作品が軽薄になるのは、いいこととはいえないと思うのです。きょう聞いていただいた作品「友達契約」は、楽しい作品でしたが、軽薄な作品ではありませんでした。その点だけでも評価して差し上げたいと思います。滑稽さや、巧さだけを追求した作品ではなかったので、軽薄さからのがれることができたのでしょう。作品の冒頭に、「50年前、友達という存在が重視されるようになり、友達契約法が制定されました。友達契約とは、相手と友達になるために、契約を交わすことです。それにより、自信をもって友達と名乗ることができ、本当に、あの人と自分は友達なのかという心配や、曖昧さがなくなりました。 ですが、友達契約は軽率に結ぶものではありません。一生の付き合いをしたいと思う、大切な人と結んでください。」という先生の台詞がありました。これがこの作品のテーマでした。このテーマのやさしさが、作品を軽薄から救ったのだと思います。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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