おっきーのラジドラ学園
2017年06月06日放送
「Attention」
福岡県立福岡高等学校
H28年度#38九州高校放送コンテスト長崎大会奨励賞
内容紹介
簡単にあらすじを振り返ってみましょう。主人公のハナは、お母さんからスマホを買ってもらい、すっかり、はまりこんでしまいます。食事の時間も、スマホを手放しません。また、友達のハルキくんとラインをするようになって、さらにスマホ熱があがり、まわりとの関係がおかしくなってしまいます。やがて、ハナの精神もおかしくなってしまい、結局、ハナはかんしゃくを起こして、「みんないなくなればいい!」と思うのですが、そのとたん、本当にまわりから誰もいなくなるという現象が起こるのです。じつはそれは「スマホ依存シミュレーション」という現象だったのです。ハナは、スマホの怖さをあらためて知るのですが、 スマホ販売の定員から、「それでもこのスマホがほしいですか?」と聞かれて、ハナは、はっきり「はい」と答えました。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評なかなか面白いドラマでした。番組後半になって、ハナがまわりとコミュニケーションがとれなくなって、いろんな回想がよみがえり、ハナの精神がおかしくなって行くという描写が、まことに圧巻でした。さらに、ドラマの終わり方が見事でした。「スマホ依存の体験は、すごく怖かったです。それでも、わたしはスマホがほしいです」というハナの言葉は、とても重く感じました。怖さ、恐ろしさが淡々と表現されています。表現という行為は、オーバーにやるよりも、ひかえめにやってほうが、効果的であるという、「表現効果の原理」をよくおさえた終わり方でした。一般的に、制作者がメッセージを伝えようとすると、メッセージが表面に出てくるお説教ドラマとして作られる場合が多いのですが、今日お聞きいただいた番組は、お説教が鼻につかず、ドラマとしても聞き応えのある作品となっていました。きょうは、「伝えたいメッセージは直接表現をしない。ドラマのころもに包んで、料理しよう」ということを覚えておいてください。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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