おっきーのラジドラ学園
2017年09月12日放送
「かんたん解説『選挙教本』」
九州産業大学附属九州高等学校
H28年度#38九州高校放送コンテスト出場福岡県大会出場
内容紹介
生徒会選挙の時期になった。ある高校で、新生徒会長として立候補した、虎崎と栗山。演説では、虎崎が派手な公約を掲げ、生徒たちの期待も高まっていく。ちょうどその頃、「つぷやきSNS」に、栗山が二股している写真が投稿され、一気に虎崎に支持が集まり、虎崎は、生徒会長に選ばれる。その後、虎崎は、公約を実現しようと行動するが、それが不可能だと発覚した。生徒たちは、なかなか公約を実現しない虎崎に、不信感を抱き、暴動を起こすが失敗に終わる。次は栗山に、生徒会長になってほしいと説得するが、断られる。結局、再選挙することになったが、またしても虎崎が優勢という事態に陥ってしまった。しかしこれらの選挙運動は、実際はバーチャルリアリィティの中の話で、選挙に対する姿勢を、考えさせるために、作られた物語であった。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評しっかり楽しませていただきました。台本がよくできているので、ドラマにぐいぐい引き込まれてしまいます。脚本の展開が意外性にみちていました。華麗な公約をかかげて立候補した虎崎が、公約を実行できなくても、平気なこと。また、マジメ系の栗山も、なんとかかんとか言って、生徒会長の椅子をけってしまうこと。どれも、想定外の展開で、ドラマを面白くしてくれました。つぎに演技がよかったですね。みんな元気で、役柄にはまっていて、しかも、感情表現が豊かで、確かでした。SEの使いかた。これもよかったです。SEで単なる環境描写をするだけでなく、シーン転換をアップテンポにするという役割を、しっかりと果たしてくれました。最後にひとつ。楽しいドラマを展開してくれていながら、それが実は、選挙教本の中の、バーチャルリアリィティの世界だったというのは、ちょっと残念だったかな。楽しいドラマを聞かせてくれて、それが実はバーチャルだった、夢だったというのは、「夢落ち」といいまして、私たちプロには禁じ手となっています。今回のドラマも、VRではなく、リアルにして貰いたかったなと思いましたが、でもその欠点をマイナスしても、充分、充分、楽しいドラマではありました。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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講師は全員、実績ある日本放送作家協会の会員です。
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