おっきーのラジドラ学園
2017年12月12日放送
「音を紡ぐ」
兵庫県立夢野台高等学校
第64回NHK杯全国高校放送コンテスト・ラジオドキュメント部門制作奨励賞
内容紹介
<企画意図>
私たちは、卒業生の元山歩栞(あゆか)さんをきっかけにして、人工内耳というものを知りました。元山さんは、高校三年生の時に左耳、卒業式の前日に右耳の聴力を失い、人工内耳をつけることにしました。人工内耳は、つけただけで聞こえるようになるのではなく、リハビリをし、普段の生活をしているうちに、 聞こえるようになっていきます。たくさんの人に、人工内耳のことを、 知ってほしいと思い、この番組を制作しました。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評きょうの番組は人工内耳というものについて私たちに教えてくれました。人工内耳といっても、番組の中で実験的に紹介されたように、外の音が、何でもかんでも、それこそ、雑音にいたるまで脳に伝えられるので、音の洪水のなかから、必要な音声だけを、聞きとる訓練をしなければなりません。それがリハビリなんですね。番組に登場した元山さんは、高校生になって耳が聞こえなくなりました。つまり、ある程度成長してからの、後天的な難聴なので、小さいときに、耳が聞こえなくなって、早くに、人工内耳をつけた人に比べると、リハビリが大変なんだそうです。でも、専門学校を目指す元山さんは、向学心に励まされて、リハビリに立ち向かいました。一歩一歩、前へ進んでいる、元山さんの姿に、打たれました。
きょうの番組は、人工内耳と言うものがあること。それを装着しても、たちまち音が聞こえるのではなくて、雑音の中から、人の声を聞き分ける能力を、リハビリによって、獲得しなければならないこと〜などを克明に教えてくれました。さらに元山さんの協力を得ながら、雑音の中に混じった音声というものを、私たちにもわかるように、再現してみせてくれました。これらの点を、高く評価したいと思います。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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