おっきーのラジドラ学園
2018年02月20日放送
「踏み切る有機」
熊本県立熊本高等学校
第64回NHK杯全国高校放送コンテスト・創作ラジオドラマ部門制作奨励賞
内容紹介
泉は自殺を考えていました。しかし、電車に飛び込む寸前、少年の森と出会います。はじめは電車が来るまでの戯れとして話を聞いたり、質問に答えていた泉ですが、次第に森との会話が楽しくなり、死を思いとどまろうという気持ちが芽生えてきました。森は、泉が本当は死を望んでおらず、自分を理解してくれる人が欲しかっただけなのだと気づきます。森は泉を、緩やかに、そして最後は激しく叱責します。森の必死の説得によって、戯れに死を描いていた泉は、自分の無責任さを恥じ、森に返事をしていると、電車は通り過ぎていきました。自殺は去って行ったのです。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評文学的な、あるいは、哲学的な作品でした。多くの人は多感な青春時代に、真剣に「死」について考え、悩み、ときには自殺を考えます。しかしそれを救うのは人間の愛です。生きる→悩んで死を考える→それを救うのは、人の愛。この、生と死と愛という三角関係〜トライアングルは古くから人間の大きなテーマでした。永い間、何億という人が同じ問題に突き当り、それを乗り越え、次の世代に語り継いで来たのですが、結局みんなやっぱり、同じ問題に突き当り、同じ問題に悩んでいます。きょうのドラマも、人類永遠のテーマですから多くの人にいろんな感動を与えるテーマではないかと思います。一番考えなければならないテーマ、でもなかなか解決がつかないテーマ。できれば避けて通ってしまいたい面倒くさいテーマに、よく正面からぶつかってくれたと思います。みなさんももう一度、生と死と愛について、じっくり考えてみませんか。
- 「熊本県立熊本高等学校」の検索結果
- 「踏み切る有機」 熊本県立熊本高等学校
熊本県立熊本高等学校 の検索結果(1 件)
2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
あなたもシナリオを書いてみませんか?
福岡市内で開講中のシナリオ教室。入門コースと上級コースがあります。
講師は全員、実績ある日本放送作家協会の会員です。
放送シナリオ作家講座 受講生募集中 < 詳細はクリックで!