おっきーのラジドラ学園
2018年02月27日放送
「伴走〜照美おばと走る道〜」
鹿児島県立大島高等学校
第64回NHK杯全国高校放送コンテスト・ラジオドキュメント部門制作奨励賞
内容紹介
<制作意図>
去年、校内弁論大会で陸上部の森田胡桃さんは「走ること」という演題で話し、優秀賞を受賞しました。この弁論は、自分が走り始めたのは、地区駅伝の選手だった叔母の照美さんの影響であることと、この叔母さんに対する熱い思いを話されました。これを聞いて感動した私たちは、この話についてもっと深く迫りたいと思い、この番組を制作しました。
日本放送作家協会九州支部 香月隆先生の講評大島高校陸上部の森田クルミさんは陸上部のアスリートです。彼女がなぜアスリートになったのか。それは彼女のおばさんに、照美さんというかたがいて、地区駅伝で活躍していました。その照美さんにあこがれて、クルミさんは陸上部に入りました。その後も、クルミさんは照美さんに伴走などしてもらいながら、二人で支え合って、アスリート生活を過ごしてきました。ところがある日、照美おばさんが脳内出血で倒れます。ながいあいだ、クルミさんはおばさんの介抱を続けたのですが、おばさんは一度も意識を戻さないまま、6年後、死んでしまったのです。クルミさんはその話を、学校内で発表しました。ところがその講話が、学校内の弁論大会で優秀賞を獲得したのです。簡単に言えば、一人のスポーツ少女が一人の叔母に支えられてアスリート生活を送ってきました、というだけのお話なのですが、それがみんなの心を打ったのです。ここには大きな意味があると思います。
きょうの番組の内容は、特に大げさな感動ばなしではありません。どこにでもありそうなお話を、表現が悪いかもしれませんが、とつとつと話していただいただけです。みなさんも、ラジオ番組を作るときは、あんまりきばらずに、フツーのテーマや内容で勝負してください。ただ、番組を制作するとき、まごころから、すなおに取り組むことです。そうすれば、しみじみとしたいい番組ができます。これからも、そういった番組をお待ちします。
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2018年04月01日
「おっきーのラジドラ学園」放送終了
番組は平成30年3月をもって終了となりました。
「おっきーのラジドラ学園」は平成17年10月にスタートしました。
そしておよそ630篇の、高校生が制作したラジオドラマやドキュメンタリーを放送してきました。13年近く、ラジオ番組についてみんなで勉強してきました。
リスナーのみなさん、永い間、ご苦労様でした。
日本放送作家協会九州支部 香月隆13年間、高校生のラジオ番組を聴いてきました。
みなさん、本当にラジオ番組づくりが達者になったと思います。
放送はおわりますが、私はこれからも高校生のラジオドラマやドキュメンタリーに関心をよせていきたいと思います。
ラジオ番組づくりについて、ご相談があったらいつでもメールをください。
メールの宛先は:katsuki01@gmail.com です。
ではみなさん、ごきげんよう!
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